紅 社会の濃い闇を書いた外道とキャラが魅力の面白小説

紅小説おすすめ面白い

非日常的な世界を覗いてみたくて映画や漫画や小説を読んでいる人は多いものです。いろいろな作品ジャンルがある小説でも、犯罪や悪意がうずまく裏社会系の分野は非日常感が特に強くておすすめ。

しかし…ライトノベルの中に、とんでもない逸材の裏社会系作品がありました。ストーリーの都合のために演出された薄っぺらな外道ではなく、生き生きとして楽しげに外道行為を行う本物の外道・鬼畜たちの宝庫。大人が読んでもハマる「紅(くれない)」の紹介です。

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紅(くれない)とは?

片山憲太郎による日本のライトノベル。イラストは山本ヤマトが担当している。集英社スーパーダッシュ文庫刊。同作者の『電波的な彼女』と社会背景や登場人物がクロスオーバーした、アナザーストーリーに位置付けられている。

2009年3月時点において、シリーズ累計100万部を突破している。




紅(くれない)のストーリー

紅小説ストーリー

五月雨荘に住む駆け出しの揉め事処理屋・紅真九郎の元へ、恩人であり尊敬する大先輩・柔沢紅香が1人の少女を連れて来た。世界屈指の大財閥の御令嬢、九鳳院紫の護衛を依頼したいと言う。

世間知らずだが好奇心旺盛な紫との共同生活に慣れた頃、彼女を狙う人物が2人を襲う。依頼の裏に隠された彼女の真相を知ったとき、真九郎が選んだ行動は……。

電波的な彼女と紅の関係

電波的な彼女紅

電波的な彼女のストーリー

不良少年の柔沢ジュウは、堕花雨と名乗る少女にある日突然に忠誠を誓われる。少女の奇怪な言動に振り回されながらも、その真摯な言動にしだいに存在を受け入れて行く。

しかし、巷を騒がせる連続殺人事件にクラスメイトが犠牲になってしまい、ジュウは雨に不信感を抱くようになるが、思わぬ事態が待ち構えていた。

「電波的な彼女」は「紅」の世界の十数年後のお話。「紅」の世界で凄腕のもめ事処理屋として世界中を駆け回っていた柔沢紅香が引退して普通に生活していたり、柔沢紅香の息子が主人公だったり、「紅」の世界で鍵になる裏十三家(※裏社会で凶名を馳せている・かつて馳せていた名門のこと)の一角の堕花家の人間がヒロインとして登場。

「電波的な彼女」は日常に潜む悪意や、民間人寄りの凶悪事件が主なテーマ。事件の規模は「紅」よりも小さいが、狂気度は「電波的な彼女」の方が上。「電波的な彼女」も十分面白い。

「紅」の作品世界の社会状況を象徴する「悪宇商会」

裏社会では最大手の人材派遣会社。裏世界で五本の指に入る程の規模の大組織。戦闘屋、殺し屋、呪い屋、払い屋、逃がし屋、護衛屋など多種多様な人材を揃えており、裏社会での一流の人材が多数所属している。

依頼に応じて適した者を送りこみ、報酬を得る。その活動には善悪の区別もポリシーもなく、金次第でどんな犯罪にも加担し、どんな犯罪の解決にも協力する。政治家やマフ.ィアに利用されるケースも多い。悪宇商会の構成員は全員が人殺しの経験がある。

「紅」の世界は、理由は不明だが極度に社会が不穏な状況で、凶悪な事件やテ.ロが日常化している。人々は自身の防衛や他人への報復手段として「悪宇商会」のような犯罪寄りの組織に頼らざるを得なくなっている。



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主人公の真九朗はこの「悪宇商会」と接触したり対立することが多い。

魅力的な外道が多いのが「紅」の特徴

星噛絶奈(ほしがみ ぜな)

星噛絶奈紅

裏十三家の一つ、星噛家の人間。整った容姿を持つ赤毛の少女。17歳。

自称会社員だが、実は悪宇商会の最高顧問。一見すると傍若無人で陽気な歳相応の少女だが、内面は悪宇商会最高顧問の肩書きに相応しい外道。

他人の人生を踏み躙っても罪悪感が沸かず、むしろ娯楽として組み込む等、根本的に善悪の価値観を持たない、人でなしの筆頭格。真九郎とは、あらゆる意味で対極的な存在。

その残虐さは、大抵の女性に優しい真九郎にさえ情け容赦を完全に捨てさせ、「女とも人間とも思わない。単なる敵」とまで評される程。

ルーシー・メイ

ルーシー・メイ紅

悪宇商会人事部副部長を務める女性。どことなく野暮ったさを感じさせる地味な女性。非常に狡猾で、話術にも長ける。

「人でなし」を作り上げるエキスパートで、真九郎を「人でなしの才能がある」と評し、『ギロチン』にて、真九郎をスカウトしにやってくる。実は裏十三家マニアで、真九郎のスカウトは崩月の戦鬼とコネを手に入れる目的でもあった。

基本的に飄々とした女性だが、自分のスカウトを邪魔した紫(※ヒロインの少女)について凄まじい暴言を吐く、自分が関わった仕事で大量の民間人の死者が出てもまったく気にも留めない等、彼女もまた内面が外道である。しかし悪宇商会のメンバーの中では比較的温厚。真九朗に協力することも多い。

外道なのに、不思議と嫌いになれない、むしろ魅力的に思えてしまう絶妙のキャラ作りが本作の最大の特徴。主人公を始めとして、味方側のキャラもほとんどが非常に魅力的で、キャラを売りにした小説の中では「紅」は最高レベル。

漫画版の「紅」も傑作

漫画版紅

「紅」の小説の挿絵を担当したイラストレーターが全ページを描いている、「紅」ファンからすればまるでご褒美のような漫画。

一般向けの角が立たない作風にしたためか、原作よりも外道たちの性格や行動が多少マイルドに変更されている。

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おまけ:まさかの「紅」新刊発売!!歓喜!

「醜悪祭」発売後に断筆してしまったかに思えた「紅」の作者だったが、なんと続刊が発売!ブログ管理人の好きな外道の筆頭・星噛絶奈が、真九朗を強者と認めたのか彼に対して少し丸くなっていた。今作の敵の少女も魅力的で、やっぱり規格外の外道だった。



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