勤勉で我慢強いことで知られる日本人でも、いくらなんでも肉体・精神的・生活の質的に限界!そんな悲しい状況をおちいっているほど、日本にはブラック企業があふれかえっています。
なぜ日本でばかりブラック企業が生まれるのか?ブラック企業が生まれるのは日本人の国民性が関係しているのではないか?
日本にブラック企業が多いことと日本人の国民性の関係について調査したので、分かったことを報告します。
日本人の「和の心」が過剰な集団圧力と残業を生む
「和の心」による過剰な集団圧力
日本人のもつ「和の心」とは「集団における調和と秩序を重要視し、個人の事情は軽視する」という心理的特徴です。
「和の心」によって、世界的には異例の同調圧力・集団主義が起こるようになり、この強い同調圧力がブラック企業の労働環境の大きな原因となっています。
「和の心」による過剰な残業
「終業時間だからといって帰りたいなんて言い出せないからサービス残業しよう」→「あの人も残業しているから俺も残業しなくちゃ…」→「私も…」→「俺も…」→…
というサービス残業の連鎖を生み出してしまいます。現代日本では「残業をしている人こそ偉い!」という間違った風潮まではびこっている始末。
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よくいわれる「日本人の特徴」
- 周りに合わせて周りと同じ事をする傾向がある
- 勤勉で真面目
- 感情表現をするのが苦手だったり下手だったりする
- 謙遜をしすぎる謙虚な態度・性格で、自分や自国への誇りを持ちにくい
- 時間厳守・約束の遵守といった「決まり事」にこだわる
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日本人の国民性がブラック企業増加の一因という側面も
「我慢・忍耐することが美徳」という日本の価値観
日本では、仕事を効率化したり負担を減らす工夫よりも、「汗水垂らして、苦労・我慢・忍耐をすることが尊い」という価値観が根強く残っています。
はっきり言うと、楽をすることに対してアレルギー体質のようなものを抱えているようです。
そのせいで、ブラック企業で酷使されている状況も、「我慢・忍耐することが美徳」という日本的価値観のせいで労働者側に受け入れられやすくなってしまいます。
責任感が強くて真面目という国民性
「自分が頑張って仕事をしないと、上司や同僚に迷惑がかかってしまう…」という、日本人の責任感の強さ・真面目さは、ブラック企業の経営者からすれば非常に好都合です。
経営者が社員達に多量の仕事を任せ、そのことで社員が激務状態へ追い込まれても、日本人の責任感の強さ・真面目さのせいで、決して仕事を放棄できない状況となります。
「権利意識」が低く、労働法についての知識も薄い
海外の国々と較べ、日本国民は「権利意識」が低いと言われがちです。
日本のいたるところで発せられる「義務を果たす前に、権利を主張しようとするな!」といった趣旨の言葉が象徴しているように、日本人は正当な権利を主張しようとせず、他人から不当に搾取されている状況に黙っていることが非常に多いです。
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また、労働法への知識がとぼしいことも多く、違法的な労働環境で働かされていても、そのことが法に抵触していると理解していないケースがよくあります。
コメント
やたら貴方は日本人、日本人と言うけど、「輪の心」「集団圧力」といった概念はアジア全般でみられるものであり、ブラック企業は韓国朝鮮や中国の方がずっと沢山あります。
つまりこれはアジア全体の問題です。
あと、ゆとり世代が現場を変革するといったことは起こりえません。
もっと言えば、ゆとり以降のこれから育つ新しい世代全員、社会変革を起こそうとする力はありません。
何故なら、義務教育によって思想の統一、自我の無力化がなされるからです。
国民の政府不信や経済不安が強まってきたことで、最近ではその傾向がむしろ強まってきています。支配者も莫迦ではありません。国民の牙を抜き大衆をコントロールするという点において、彼らには一日の長があります。だからアジアの若い世代が、社会を変革するといったことは、これまでも、そしてこれからも永遠にありません。アジアとはそういうものです。だからこそ、長い歴史の割に文明の進歩が遅かったわけです。ただし、「変革」はありませんが、時を重ねることで少しずつ成長していきます。その長い歴史の歩みを待てるほど気が長くないのであれば、欧米に行くしかないのです。