クトゥルフ神話…宇宙的恐怖をテーマにした異形の邪神の話

クトゥルフ神話解説特徴

クトゥルフ神話…それはアメリカの作家によって創られた、架空の神話です。日本ではあまりなじみがない神話ですが、日本のゲームや小説のキャラクター設定にまれに用いられることがあります。

しばしば「父」にたとえられる、神聖なイメージの一般の宗教の神とは違う、おぞましく、人間には計り知れない恐怖と狂気の存在…クトゥルフ神話に登場する異形の神々の設定はなかなか面白いものです。クトゥルフ神話について調べてまとめました。

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クトゥルフ神話とは?

ラブクラフトクトゥルフ神話

パルプ雑誌の作家であるハワード・フィリップス・ラヴクラフトと、友人である作家クラーク・アシュトン・スミス、ロバート・ブロック、R・E・ハワード、オーガスト・ダーレス等の間で、架空の神々や地名や書物等の固有の名称の貸し借りによって作り上げられた。

太古に地球を支配していたが現在は地上から姿を消している、強大な力を持つ恐るべき異形のものども(旧支配者)が現代に蘇るというモチーフを主体とする。




クトゥルフ神話の小説としての特徴

クトゥルフ神話特徴

大概の作品の主人公は僅かばかりの好奇心や興味から、旧支配者やその眷属たちについての信じ難い真実を目前としてしまい、想像を絶する狂気と絶望の果てに凄惨な最期を迎えることとなる。

神話に冠されたクトゥルフとは、「クトゥルフの呼び声」に描かれる、旧支配者のうちでも代表的な存在で、蛸のような頭部、蝙蝠のような翼、巨大な爪のある手足を持つ軟体動物のような存在として描かれている。

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クトゥルフ神話の根幹を成す「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」

宇宙的恐怖クトゥルフ神話

創始者とされるラヴクラフトは、自らが理想とするホラー小説について「宇宙的恐怖コズミック・ホラー)」という概念を提唱している。

これは無機質で広漠な宇宙においては人類の価値観や希望には何の価値もなく、ただ意志疎通も理解も拒まれる絶対的他者の恐怖に晒されているのだという不安と孤独感をホラー小説に取り込んだもので、吸血鬼や幽霊など人間の情念に基づいた恐怖を排除する傾向、宇宙空間や他次元などの現代的な外世界を取り上げるなどの要素がある

これを平易に説明すれば、人間をアリに置き換え、人間社会をアリの巣の中で完結しているような社会と考えればよい。アリには「大気」や「人間の足」という認識はなく、人間が大気を掻き分けてアリを踏みつぶし殺害したという事象はアリからでは理解できず、そこにはアリでも認識できる程度の結果、つまり潰れた同胞の死体が残るのみである。

アリに比する人間、つまり人間に比しての「宇宙的存在」が成す”事象”は、アリのように矮小な人間には理解できず、ただ意志疎通も理解も拒まれる絶対的他者への「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」のみがそこにある--というような思想が少なからぬラヴクラフト作品の根底にある。

クトゥルフ神話に不可欠の破滅をもたらす「邪神」

旧支配者(古き神々、古き者ども)

かつて太古の地上を支配していたと設定されている架空の神々。

旧支配者たちの多くは、宇宙、海底、別の次元といった、人間の踏み入ることのできない場所で気の遠くなるような歳月を過ごしているが、ときおり何かの拍子に人類と接触し、その運命を狂わせていく。



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特に知名度の高い最高位の邪神「アザトース」

アザトースクトゥルフ神話

最強と名高い邪神で、“唯一無二な存在”や“盲目にして白痴の王”と呼ばれています。
体は不定形で、銀河の中心で眠っています。時には「宇宙を創りだした存在」とも言われます。

『図解 クトゥルフ神話』によれば、狂気に満ちた宇宙の真の造物主だという。別の表現では、如何なる形をも持たない無形の黒影、飢えと退屈に悶える白痴の魔王、名状し難くも恐るべき宇宙の原罪そのものとされている。無限の宇宙の中心部で不浄な言葉を吐き出し続けていると形容される。

暴走するエネルギーの塊で、三次元空間に押し込められるものではないと説かれる。沸騰する混沌が渦巻く最奥に存在する時を超越した無名の房室で、あたかも玉座に大の字になって寝そべっているような様子で泡立ち、膨張と収縮を繰り返している。アザトースの座する周囲では、心を持たない無形の騒がしい踊り子の群が、常に取り巻いて踊り狂いながら太鼓の連打と魔笛の音色で、常に乾いているアザトースの無聊を慰めているという。

日本で非常に人気の高い変幻自在の「ニャルラトホテプ」

ニャルラトホテプクトゥルフ神話

前述のアザトースの従者にあたりますが、クトゥルフ神話ファンに知らないものはいない一番人気の邪神でしょう。

旧支配者の一柱にして、アザトースを筆頭とする旧支配者に使役される外なる神のメッセンジャーでありながら、旧支配者の最強のものと同等の力を有する土の精であり、人間はもとより他の旧支配者達をも冷笑し続けている。

顔がない故に千もの異なる顕現を持ち、特定の眷属を持たず、狂気と混乱をもたらすために自ら暗躍する。彼が与える様々な魔術や秘法、機械などを受け取った人間は大概自滅している。

色々な姿形をとることができる邪神なので、美少女の姿をとることもでき、そのあたりの設定の柔軟さが日本の漫画文化・萌え文化に受け入れられている。




日本におけるクトゥルフ神話の影響

クトゥルフ神話は日本でもゲームやライトノベル、漫画などにもその世界を広げることとなった。今日では幻想・怪奇ものの1つのジャンルとして定着しつつあり、パロディ作品なども親しまれている。

沙耶の唄

虚淵玄特徴作風解説

虚淵玄 重くてシビアな話が得意のまどかやファントムの作家
PC用美少女ゲーム界に「燃えゲー」という新ジャンルを興し、革命を起こしてしまった有名ライターの虚淵玄(うろぶち げん)。彼の...

異界からやってきた異形の存在・狂気などのクトゥルフ神話的な作風に加えて、クトゥルフ神話におけるショゴス(太古の地球に飛来した宇宙生物「古のもの」達によって合成された漆黒の粘液状生物。非常に高い可塑性と延性を持ち、必要に応じて自在に形態を変化させ、さまざまな器官を発生させることができる)と思われる存在が登場する。

這いよれ!ニャル子さん

這いよれ!ニャル子さんクトゥルフ神話

逢空万太による日本のライトノベル。イラストは狐印が担当している。GA文庫(ソフトバンククリエイティブ)より、2009年4月から2014年3月まで刊行された。全12巻。

残忍で破壊的な性格がチャームポイントな本作のヒロイン「ニャル子」はクトゥルフ神話のニャルラトホテプを元ネタにしたキャラクター。キャッチフレーズは「いつもニコニコあなたの隣に這いよる混沌、ニャルラトホテプ、です!」

見かけは銀髪の美少女だが、クトゥルフ神話に登場する「無貌の神」ニャルラトホテプであり、種族特性として容姿の変化は自由自在。

2017年冬アニメの視聴継続中の作品 第1位!




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