奈須きのこ…魅力的な伝奇世界が愛されるFateや月姫の作家

奈須きのこ特徴魅力解説

同人ゲームとしては完全に規格外のシナリオの質とボリュームで伝説になった「月姫」でまず名前を上げ、次に初の商業作品「Fate/stay night」が超ヒットし、日本中のノベルゲーム愛好家に一目置かれる存在になった天才ライター・奈須きのこ。

奈須(なす)きのこが創る独特の伝奇世界は、一度ハマったら抜け出せなくなる魅力と中毒性があります。奈須きのこの魅力について紹介します。

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奈須きのことは?

同人サークルTYPE-MOON、及び有限会社ノーツ所属。

中学時代からの同級生武内崇らと共に同人サークル「TYPE-MOON」を立ち上げ、2000年発表の同人ゲーム『月姫』シリーズで人気を博す。

現在は同サークルを法人化したゲーム制作会社「ノーツ」(TYPE-MOONはそのブランドに)に所属し、2004年発表のPCゲーム『Fate/stay night』などでシナリオを手がける。また、講談社刊『DDD』シリーズなどで小説家としても活動中である。

奈須きのこは、元ライアーソフトの実力派ライター・星空めておの熱心なファンであり、ついには星空めておを自身の会社に社員として引き抜いてしまった。

星空めてお 箱庭のような魅力的な世界を作る独創系ライター
PCゲーム界出身で、現在各方面で活躍している有名人といえば「Fate/Stay Night」で知られるTYPE-MOONの奈...




奈須きのこの仕事で有名な物

奈須きのこ仕事

商業ゲームシナリオ

  • 『Fate/stay night』(TYPE-MOON 2004年)
  • 『MELTY BLOOD Act Cadenza』(TYPE-MOON / エコール 2006年)
  • 『Fate/hollow ataraxia』(TYPE-MOON 2005年)
  • 『Fate/stay night[Realta Nua]』(TYPE-MOON / 角川書店 2007年)
  • 『Fate/EXTRA』(TYPE-MOON / マーベラスエンターテイメント 2010年)
  • 『魔法使いの夜』(TYPE-MOON 2012年)
  • 『Fate/EXTRA CCC』(TYPE-MOON / マーベラスAQL 2013年)
  • 『Fate/Grand Order』(TYPE-MOON 2015年)

同人ゲームシナリオ

  • 『月姫』(TYPE-MOON 2000年)
  • 『月姫PLUS-DISC』(TYPE-MOON 2001年)
  • 『歌月十夜』(TYPE-MOON 2001年)
  • 『MELTY BLOOD』(TYPE-MOON / 渡辺製作所 2003年)

小説

  • 『空の境界』(講談社ノベルス 2004年、講談社文庫 2007年 – 2008年)
  • 『DDD』(講談社BOX 2007年 – )
  • 『月の珊瑚』(「坂本真綾の満月朗読館 2010年、星海社FICTIONS 2010年)
  • 『空の境界 未来福音』(星海社文庫 2011年)
  • 『空の境界 終末録音』(劇場版『空の境界 未来福音』劇場限定配布、2013年)

和洋2種類の伝奇を楽しめる伝説の同人ゲーム「月姫」

月姫奈須きのこ

志貴、聖人になれなんて言わない。いけない事を素直に受け止められて「ごめんなさい」って言える君なら―――――――10年後にはきっと素直な男の子になってるわ

物語の主人公である遠野志貴は、幼い頃に一度死にかけた後、「モノ」の壊れやすい部分を黒い線として捉えることのできる特別な眼「直死の魔眼」を持つようになった。とはいえその能力をもてあましていたときに、偶然出会った女性からたしなめられ、その眼の力を封じる眼鏡を受け取ったおかげで、外見上、普通の少年として平凡な生活を送ることができた。
しかし、子供の頃から預けられていた親戚の家から、実家に帰ることが決まった頃と時を同じくして起きる、全身の血液を抜かれて人が殺されていく連続猟奇殺人事件が、志貴の生活を非日常へと急激に変化させてゆくこととなる。

シナリオ枚数原稿用紙5000枚、グラフィックの総数500枚以上というとんでもない手間がかけられた、伝説の同人ゲーム。現在では新品はもちろん、中古品ですら入手困難。

悲運の真祖・アルクェイドの生き方をめぐる洋風吸血鬼モノとしてのシナリオと、遠野家の秘密と家族関係の謎に迫る和風伝奇モノの2種類を楽しめるのが特徴。

力を込めずに線をなぞるだけでどんなモノでも切断できる、中二病心をくすぐる直死の魔眼の設定や、アルクェイドルートの切ないシナリオ、豹変した秋葉など、見所が多い傑作ゲーム。

原作ゲームをプレイするのは難しいが、原作の空気感を損なわない非常に高いレベルで漫画化が成功しているので、月姫を知りたかったら漫画版を読むのがおすすめ。

都市の影に潜む魔術師や非日常の恐怖「空の境界」

空の境界奈須きのこ

「アラヤ、何を求める」
「――――真の叡智を」
「アラヤ、何処に求める」
「――――ただ、己が内にのみ」
「アラヤ、何処を目指す」
―――――知れた事。この矛盾した螺旋の果てを―――――

1998年9月、観布子市では少女による飛び降り自/殺が多発していた。自/殺した少女たちの関連性は不明で、場所はきまって巫条ビルという取り壊しの決まっ た高層ビルだった。両儀式はその巫条ビルの上空に浮遊する少女たちを目撃する。
そんな中、式の友人である黒桐幹也が巫条ビルに近づいたのを機に昏睡状態に陥ってしまう。暦が9月に差し掛かろうとする頃、式は幹也を取り戻すため、夜の巫条ビルに赴く。(第一章 俯瞰風景のあらすじ)



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「月姫」での直死の魔眼の設定を受け継ぐ、「新伝奇」とジャンル分けされた小説。ヒロインの両儀式がもつ直死の魔眼のグレードは、「月姫」の遠野志貴を上回る。両儀式のいろいろなぶっ壊れ具合に不安を抱いた記憶と印象が強い。

哲学的なセリフや難解なストーリーでかなりクセが強いが、伝奇作品としての雰囲気は抜群。

奈須きのこ世界で共通している存在の「魔術師」の実生活や魔術実験の様子、魔術師としての成果などが語られるシーンが多く、「魔術師」に興味のある方に特におすすめ。

数々の派生作品を生む超人気作「Fate/stay night」

Fate/stay night奈須きのこ

体は剣で出来ている。
I am the bone of my sword
血潮は鉄で、心は硝子。
Steel is my body,and fire is my blood
幾たびの戦場を越えて不敗。
I have created over a thousand blades
ただの一度も敗走はなく、
Unknown to Death
ただの一度も理解されない。
Nor known to Life
彼の者は常に独り剣の丘で勝利に酔う。
Have withstood pain to create many weapons
故に、その生涯に意味はなく、
Yet,those hands will never hold anything
その体は、きっと剣で出来ていた
So as I pray, Unlimited Blade Works

日本のとある地方都市「冬木市」に数十年に一度現れるとされる、持ち主のあらゆる願いを叶える「聖杯」。7人の魔術師(マスター)は7騎の使い魔(サーヴァント)と契約し、聖杯を巡る抗争「聖杯戦争」に臨む。聖杯を手にできるのはただ一組、ゆえに彼らは最後の一組となるまで互いに殺し合う。
十年前(1994年)に起きた冬木大災害の生き残りにして、半人前の魔術師として暮らしてきた少年・衛宮士郎は偶然にもサーヴァント戦を目撃したことから、聖杯戦争に巻き込まれ、そのさなかサーヴァントの一人・セイバーを召喚する。亡き養父・衛宮切嗣のような「正義の味方」になりたいと願う士郎は、無関係な一般人の犠牲者を増やさないために聖杯戦争に参加することを決意する。

奈須きのこ作品でおそらく最高の知名度と人気を誇る本作。漫画化・アニメ化・アニメのリメイク・映画化・フィギュア化・グッズ化・派生のスピンオフ漫画・ソーシャルゲーム化などなど、非常に幅広い商業展開を見せている。

Fateの大流行は、現在の「過去の英雄達を美少女化して召喚」というジャンルを構築させるに至ってしまった。

白兵戦で圧倒的に有利な不可視の剣、一度発動すると必ず敵の心臓を串刺しにする槍技など、中二心をくすぐる上手い設定の技が多数登場する。

現在での女騎士の代名詞といえばまず本作のヒロインのセイバーが挙げられる。セイバーはその生真面目すぎる性格のせいで超越者のギルガメッシュからは滑稽な愚か者として扱われ、蹂躙対象として狙われてしまう。

Fateの3ルートのうちの最後の桜ルートは陰鬱でホラー色が強く、「月姫」での遠野家ルートのようなホラー伝奇的な雰囲気が強く、ブログ管理人は好みなのだが、不人気のせいでいまだにアニメ化される気配は無い。

本作の第五次聖杯戦争の前の第四次聖杯戦争が、人気ライターの虚淵玄によって書かれており人気を博した。基本的に、良い人は酷い目に遭って、悪い人が大勝利する話。

虚淵玄 重くてシビアな話が得意のまどかやファントムの作家
PC用美少女ゲーム界に「燃えゲー」という新ジャンルを興し、革命を起こしてしまった有名ライターの虚淵玄(うろぶち げん)。彼の...

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奈須きのこの作風

奈須きのこ作風

大規模かつ複雑な設定を基盤に、人間の内面や現実に鋭く切り込んだ作品を描く。
その世界間や構想はかなり趣味的でもあるが、同時に不思議な求心力も秘めているようで、これが『奈須きのこワールド』(海外ではユニバースとの造語『Nasuverse』)と称される美しくも残酷(まれにカオスフル)な世界を引き立たせている。

「月姫」で登場した真祖や死徒27祖や埋葬機関、「空の境界」で登場した直死の魔眼使いの両儀式、「Fate」の英霊など、作品それぞれの作中要素が奈須きのこワールドを構成する歯車となっています。

「埋葬機関のシエルって英霊とそこそこ戦える?」というような強さ議論が尽きなかったり、「空の境界の魔術協会って他の作品の事件の時に何やってるの?」といった、作品をまたぐ疑問が常にファンの間でやりとりされているのも、奈須きのこの作品がいつまでも人々の興味を惹いてやまない大きな理由です。



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