漫画家という仕事が同業者との才能差などで超過酷な4つの理由

漫画家という仕事が同業者との才能差などで超過酷な4つの理由

漫画家苦労

漫画家が描く「漫画を作る過程を暴露した漫画」は面白いとよく言われますが、そういう漫画家漫画を読んでいると、とんでもなく過酷な生活や収入の不安定さや打ち切りの恐怖が見え隠れします。

漫画家の大変さについて調査したので、分かったことを報告します。

スポンサーリンク

1.「漫画家はそもそも連載作家デビュー自体が至難」

漫画家苦労

連載作家デビューするための関門
  • 漫画業界全体では1年で400人以上が、何かしらの漫画賞・新人賞を受賞するが、デビュー作の読み切り短編漫画が1本雑誌掲載されただけで、ほとんどの新人は消えてしまう
  • 雑誌上で漫画連載を始められるのは、上記の400人以上のうち、わずか40人程度
  • しかも、その40人程度も、読者アンケートで不評だと連載打ち切りになるので、既存の連載作家達に打ち勝って連載を続けられる新人は、わずか4人程度
  • 総括すると、漫画家デビュー後に連載作家を続けられるのは400人以上の中でわずか4人程度、残りの人達はデビュー後は鳴かず飛ばすのまま、他の漫画家のアシスタントの仕事や漫画家の道を諦めて企業就職をする

上記は、あくまで新人賞を受賞して商業漫画家としてのスタートラインに立てた人の話。実際は、商品として通用しさらに審査委員達をうならせる「受賞できる水準の漫画」を描き上げるだけでも大変難しい。

さらに、受賞後も、新人「新作のネームができました」→編集者「ボツ」→新人「新作のネームができました」→編集者「ボツ」→新人「新作のネームができました」→編集者「ボツ」→新人「新作のネームができました」→編集者「ボツ」…・という、いじめとしか思えない飼い殺し状態のまま何年も放置されるケースもよくあるため、現実的な難易度はもっともっと上。

なぜ漫画家は漫画家を辞めるのか?…出版社による搾取や困窮
「これほどの才能とオリジナリティーが有ってもダメなのか……」とうなだれてしまうことがブログ管理人にはよくあります。ファンにな...
夢破れて沈下…売れなくなって消えた漫画家の末路が恐すぎる
今をときめく漫画家の作品ばかりを選んで読んでいるブログ管理人ですが、そういったごく一部の華やかな成功を収めている漫画家の陰に...




2.「絶えずネーム作成と締め切り日に追われる恐怖感」

漫画家苦労

「ネームの作成」は「作画」よりもずっと難しい
  • シナリオ・キャラクターのセリフ・コマ割のような漫画のラフな設計図である「ネーム」は、絵を描く作画作業よりもずっと難しいと言われている
  • 「漫画の面白さ」は、だいたいの場合において、絵の上手さよりもネームの良し悪しによって左右されるので、優れたネームを作り出すのは非常に困難な作業となる



スポンサーリンク



作画作業は、設計図通りに絵を描いているだけなので、精神的には楽です。

ネームは、絵はラフな落書きで良い代わりに、ストーリー・コマ割・セリフといった漫画の評価の良し悪しを左右する根幹要素を作らなければならないので、非常に難しいと言われています。

本当に寿命を削ってる!想像を絶する超激務な漫画家の連載生活
クリエイティブな職業の1つとして挙げられることが非常に多い「漫画家」。その特殊性と希少性は、芸能人一歩手前と評しても良いほど...

3.「みんなが好きなモノ、という不明瞭で不確実なモノを常に模索し続ける辛さ」

漫画家苦労



スポンサーリンク



万人が感動したり、好んだりするストーリー・キャラクターを生み出すのは至難です。そういった万人受けするモノをずっと書き続けなければならないという前提からして、「自分の好きなモノを好き勝手に描けばいい」という職業ではないと気づかされます。

いわば、作品を雑誌上で1回発表するごとに毎回新人賞や漫画賞のコンテストに応募しているような状況です。審査員である全国の読者達のウケが悪ければアンケート結果が悪化し、しばらくすれば打ち切り。

「こうすればウケる!」という公式・公理めいたものは、漫画家個人が試行錯誤の末に発見することはあっても、漫画家達の間では共有されていませんし、各々の漫画家の絵柄や強み・個性の違いから、「漫画家なら誰でも使える汎用的で便利な公式」などのようにはなり得ません。

漫画家になるには?漫画の仕事の苦楽を漫画業界人の声から解説
「夢のある仕事」の1つに必ずと言って良いほど挙げられる「漫画家」。漫画家はどのように漫画を制作していて、どのような種類の収入...

4.「漫画家それぞれの才能の大小があまりに違う世界」

漫画家仕事スケジュール

大人気少年漫画「ワンピース」の作者の尾田栄一郎先生の仕事スケジュール。週刊連載なので1週間びっしり仕事で、本来は休日用の日曜日まで仕事。もはや人間とは思えません。

漫画家仕事スケジュール

そして「ドラゴンボール」で超人気を獲得し続けている漫画家の鳥山明先生。Dr.スランプ連載時代も凄いが、それにも増してドラゴンボール連載時代が異常。さらに、鳥山先生はこれらの連載と同時並行して人気RPGドラゴンクエストのキャラクターデザイン・モンスターデザインの仕事や、Vジャンプでの漫画連載を行っていたのだから人間離れしすぎ。

鳥山明…高画力とデフォルメ絵が魅力の、わくわくするイラスト
もはや国民的漫画として不動の地位を築いている「ドラゴンボール」の作者にして、国民的RPGドラゴンクエストシリーズのキャラクタ...

漫画家苦労

ブログ管理人が思うに、ひとくちに漫画家といってもその才能のグレードや生産能力はピンからキリ、見た目は同じ人間でも、中身の能力は手のひらサイズのネズミの身体能力から見上げるほどの大きさの恐竜の身体能力くらいまで差があるのではないかと思っています。

生まれ持った基本スペックの時点で魅力的なストーリーやキャラクターをどんどん生産できるので、あとは根気と体力だけが問題になる作家。生まれ持った基本スペックの時点でどんなに頑張ってもあまり面白くない漫画を少量しか生産できない作家。その両者が、同じ商業漫画の戦場に並んでつぶし合う世界です。残酷なまでに、生まれつきの才能の差がものをいう世界です。



スポンサーリンク






おまけ:ブログ管理人の好きな漫画家漫画「アシスタント!!」

ネガティブな性格の漫画家に、主人公の女の子がアシスタント(※漫画のベタ塗りやトーン貼りや買い出しなどをする仕事)としてアルバイトをするギャグテイスト漫画。

忙しさのせいで漫画家がいかに不健康な生活を送っているのかがよく分かる。





仕事カテゴリーネットサービスカテゴリー健康カテゴリー美容カテゴリー恋愛カテゴリー教育カテゴリー知識カテゴリーお楽しみカテゴリー漫画カテゴリー小説カテゴリーアニメカテゴリーゲームカテゴリー購入技カテゴリー住宅カテゴリー趣味カテゴリータグブログ内検索トップページ