練習の極意は質より量…量を重ねているとある時点で質へ転換

量質転化の法則努力質量

現代のさとり世代はコストパフォーマンス重視の世代。わりに合わない、成功しそうもないことは最初から手を出さないという世代。

そして、努力や練習では「最小の労力で最大の成果を!」といったコスパ信仰による効率重視の願望を抱きがち。昔から取り沙汰されてきた、練習の「質」と「量」の関係は実際どうなのか?少量の質と、圧倒的な量では、どちらが大事なのか?調べてまとめました。

スポンサーリンク

最初は「質」よりも「量」が大事

芸術家のDavid Bayles氏とTed Orland氏は、共同著書であるArt & Fearの中で、「量」と「質」のどちらを優先すればいい結果を導けるかを測る実験について記しています。

実験はある学校の陶器を作成する授業で、生徒を「量」と「質」2つのグループに分け、一定期間つぼを作成する練習をしてもらうというもの。実験前に、「量」グループには作成したつぼの量で評価をくだし、「質」グループには作成したつぼの質で採点するということだけが伝えられました。実験の結果、「量」 グループが最もクオリティーの高いつぼを作り出すことに成功。著者によれば、「量」のグループは多くのつぼを作成している間に犯したミスから学習し、いい結果を生み出せたとのこと。一方「質」グループは、完璧に作成する方法を考える事に時間を費やしましたが、実際の作品に反映させられませんでした。




量質転化の法則

量質転化の法則

量質転化の法則とは、弁証法の法則の一種で、
以下のように定義されています。

量的な変化が質的な変化をもたらし、また質的な変化が量的な変化をもたらす。
(三浦つとむ著「弁証法はどういう科学か」より引用)

わかりやすく言えば、
量をこなすにつれて、質が上がっていく。
質が上がれば、量をこなせるようになっていく。
という意味です。

プロ野球選手を考えてみましょう。

プロ野球選手は、最初から野球が上手かったわけではありません。
子供のころからハードな練習をこなして、ようやくプロになれたのです。
(量→質)

また、レベルがあがれば、最初はきつく感じたハードな練習量も、
難なくこなせるようになれます。(質→量)

これが量質転化です。



スポンサーリンク



大学受験成功のコツは「ひたすら解いた問題の数を増やすこと」

努力質量

高校までの数学はその場で解き方考えて解くんじゃない。
問題数をこなして、解き方を覚えておくもの。

数学もそうですが、他の科目でも、ひたすら大量の問題を解くことで解き方を覚え(問題を解くことに場慣れする効果もある)、テスト本番で遭遇した類問に、なかば条件反射的に、覚えた解き方を適用して正解を導く、というやり方がベストだと思われます。量をこなすことで、「正確に解くことができる」という質の高い能力を獲得できるのです。




漫画に学ぶ「圧倒的な量→質」の変化

絵上達方法コツ上手くなる

ネテロ 46歳 冬
己の肉体と武術に限界を感じ悩みに悩みぬいた結果 彼がたどり着いた結果は
感謝だった・・・・・
自分自身を育ててくれた武道への限りなく大きな恩 自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが
一日一万回 感謝の正拳突き!!
気を整え
拝み
祈り
構えて
突く!!!!!!
一連の動作を一回こなすのに当初は5~6秒
一万回を突き終えるまでに初日は18時間以上を費やした 突き終えれば倒れる様に寝る 起きてまた突くを繰り返す日々
2年が過ぎた頃 異変に気付く 一万回突き終えても 日が暮れていない
齢50を超えて完全に羽化する 感謝の正拳突き一万回 1時間を切る!!
かわりに祈る時間が増えた
山を下りた時 ネテロの拳は 音を置き去りにした

HUNTER×HUNTER バトルに念能力にゲーム要素…面白休載漫画
他の漫画とは全く違う次元の面白さ、そして異常な休載率の高さ。作品が載ったり載らなかったりするのは、作者の天才ゆえのきまぐれさ...

漫画「HUNTER×HUNTER」の事例ですが、現実にも応用できる部分があります。

1日1万回の正拳突きを何年も続けるという狂気じみた武道への感謝の行為を続けた結果、極限まで無駄がそぎ落とされ、最短の動作ルートと最速で正拳突きを繰り出せるようになった、という点。

現実世界でも、ひたすら量を重ね、試行錯誤を繰り返すことで、今まで効率を下げていた無駄で不要な点に気づいたり、より効率的な道を発見するということがちょくちょくあるものです。

量の練習を忌避し、最初から「質」を追求しようとしても、量の練習過程で得られる数々の気づきとは無縁なので、「量の練習→色々と気づく→質を高くできる」ということはあっても、「質の追求→実際に行動していないので経験も気づきも得られない→つまづいて先へ進めなくなる」ということになると考えられます。



仕事カテゴリーネットサービスカテゴリー健康カテゴリー美容カテゴリー恋愛カテゴリー教育カテゴリー知識カテゴリーお楽しみカテゴリー漫画カテゴリー小説カテゴリーアニメカテゴリーゲームカテゴリー購入技カテゴリー住宅カテゴリー趣味カテゴリータグブログ内検索トップページ