和風伝奇物が漫画やアニメでウケない3つの理由…地味で薄味

神樹の館田中ロミオ山田一シナリオ文章小説

とある和風伝奇漫画の作者コメントで見かけた

漫画家「和風伝奇がやりたいんです!」担当「ウケないから止めときなさい」

という一文がずっとブログ管理人のトラウマになっています。

エンタメ分野を見渡してみると、右を向いても左を向いても西洋ファンタジー物ばかりで、本場日本なのに、日本には和風伝奇モノが少なすぎる…。ブログ管理人は和風伝奇が好きなので残念極まりない気分です。

和風伝奇モノの漫画やアニメがウケない理由についてまとめました。

スポンサーリンク

和風伝奇のウケが悪い理由.1 巫女や陰陽師などは攻撃手段が地味

和風伝奇不人気うけない理由

巫女(みこ)

古来より巫女は神楽を舞ったり、祈祷をしたり、占いをしたり、神託を得て他の者に伝えたり、口寄せなどをする役割であったが、明治以降は神社で神事の奉仕をしたり、神職を補佐する役割へと変化していった。なお、現在、一部の仏教寺院で白衣に緋袴という、巫女装束そのもの、又は類似の服装で奉職する若い女性もみられるようになっている。

現代日本では巫女は神社に勤務し、主に神職の補助、また神事において神楽・舞を奉仕する女性を指す。巫女に資格は必要ないが、神職の資格を持つ女性が巫女として神社に勤務することもある。

陰陽師(おんみょうじ)

奈良・平安時代から存在した律令制における役職の一つ。
陰陽道を駆使し、様々な現象を検証することを専門とする学者と占い師をミックスしたような国家公務員である。開祖は奈良時代の学者・政治家である吉備真備とされる。奈良時代の律令制においては中務省配下の陰陽寮に所属し、占筮による占いや地相による土地の吉凶を調べる職務を担当した。

平安時代ごろの陰陽師における主な仕事は天文学と方位学による占術で、風水などの方位学や占星術などの天文学を用いて吉凶を占う。また自然地理学や気象予報にも長け、都市計画や暦・節季の予想など、占いばかりでなく現在に通じるような学術的な研究も多くなしている。この延長線として退魔行を成すこともあり、現在ではこちらの側面の用が有名であろう。

中世以降、朝廷の政治力の後退によって朝廷の官人である陰陽師たちも勢いを失っていった。

和風伝奇モノといえば巫女や陰陽師がよく出てくるものですが、祈祷や破魔矢や占術や式神の使役などどうにも攻撃手段が地味なのは否めません。西洋ファンタジーモノにありがちな、剣や魔法でハデに攻撃!といったぱっと見でのインパクトに欠けるので、必然的にウケが悪くなりがち。

イラスト画像で和風伝奇の幽玄さを味わう丑三つ時の彼岸参り
日本の、和服、巫女服、妖怪、退魔といった和風伝奇は、独特の味わいと暗く湿った魅力があります。 古き良き日本の空気が伝わ...




和風伝奇のウケが悪い理由.2 田舎の知られざる風習などが現代っ子に理解できない

和風伝奇不人気うけない理由

田舎での閉鎖的な村社会・ひそかな宗教・地方の後ろ暗い事をしている名家など、和風伝奇を成り立たせるための要素は色々ありますが、致命的なのは、現代では地方の過疎化と都会への人口集中が加速し、現代の人達の多くが田舎暮らし・田舎の情緒をそもそも知らない事。これでは和風伝奇の設定や味わいを共感できるはずもなく、和風伝奇が廃れてしまう原因となっています。

田舎暮らしが若者に避けられる3つの問題点…仕事&娯楽無し等
都会は人が集まりますます活気や商業施設が充実し、反対に田舎は人が都会へ移ってしまいますます活気や商業施設が減少する、といった...

和風伝奇のウケが悪い理由.3 「薄味を楽しむ」という伝奇の妙味が現代人に合わない

和風伝奇不人気うけない理由

大量の漫画・アニメ・ゲーム・小説があふれている現代は「大量生産・大量消費」が基本。しかも人気の日常系ジャンルに代表される「お手軽で分かりやすい」という特徴をもっているのが売れるポイント。ちょっとでも「なんだよこれ…よくわかんないな…」とイラつかれたら、あっという間に捨てられて他の作品に乗り移られてしまいます。代わりはいくらでもあるのが現代のエンタメ分野です。

和風伝奇は、あいまいではっきりとしない神話・伝承を物語背景にしてストーリー展開することが多く、また、作品の雰囲気・薄気味悪さ・湿度・暗さ・幽玄さなどを楽しむ、いわば茶道でいうところの「わびさび」を堪能するような作品ジャンル。薄味だけれど味わい深い和風伝奇よりも、濃い味でわかりやすい味付けの西洋ファンタジー物の方が、現代人の嗜好には適合しています、残念ながら…。

結局、現代での和風伝奇ジャンルは、ニッチな需要を狙っていくPC用ノベルゲーム界や、発行部数も少なく読者も少ない無名漫画・小説あたりで細々とやっていくしかありません。表舞台で和風伝奇を見かける場合は、オカルト系エンタメ作品で、「西洋ファンタジーがメイン!和風要素もおまけで含まれているよ!」のように作品内スペースを間借りさせてもらう形で生き残っている事が多いように感じられます。

ハロウィン系の吸血鬼や魔女やゴースト怪物はおしゃれで魅力的
ハロウィンで仮装に用いられるような、キャラクター化された吸血鬼やゴーストって、コミカルでおしゃれだと思います。 そうい...

日本神話を題材にした和風伝奇漫画「朝霧の巫女」

和風伝奇不人気うけない理由朝霧の巫女



スポンサーリンク



主人公の少年・天津忠尋は、母親の置き手紙によって、従妹である稗田三姉妹が住む広島県三次市に引っ越して来る。到着早々、正体不明の化物に襲われるが、迎えに来ていた稗田三姉妹によって窮地を救われる。それから毎日、忠尋は化物に襲われる日々を過ごすことになり、やがてこの国の存亡に関わる戦いに巻き込まれていく。一部登場人物は昭和霊異記3部作(妖の寄る家に収録)から登場している。

タイトルのせいか巫女萌え漫画かと思われがちだが、単行本第1巻の裏表紙の解説「妖怪譚『稲生物怪録』をベースとしたラブコメ伝奇漫画」が示す通り怪異妖怪てんこ盛りで、それらに翻弄され立ち向かう人間模様を描く。

朝霧の巫女 宇河弘樹の絵が魅力の愛と憎しみが交錯する漫画
「朝霧の巫女」という作品タイトルから伝わってくる、冷たく澄んだ朝の境内の空気のイメージ・白い霧に包まれている神秘性のイメージ...

ネット上では「和風伝奇漫画の中で最高傑作」との呼び声もある名作。日本神話を背景に物語が進むので、そのあたりの予備知識が無いと難解。こまさんが病み可愛い。

日本の伝奇の恐怖部分を凝縮した傑作「SIREN」

SIRENのストーリー

SIRENは昭和78年(作中では「昭和」の年号が続いている設定である)の日本を舞台に、土着的・民俗的なモチーフを題材とした3Dアクションホラーゲームである(パッケージには「ジャパンダークサイドモダンホラー」と明記されている)。一種のテレパシーのように敵が見ている映像を盗み見る、「視界ジャック」というシステムを特徴としている。ストーリーやビジュアルには、和製ホラーのドラマや映画からの影響が数多く見られる。難解なストーリー構成や謎をあえて残したまま終わるエンディング、また近年の和製ゲームの中でも群を抜いた難易度などは賛否両論あるものの、ホラーゲームには珍しい日本的テーマや独特のストーリー、挑戦的なシステムなどから一部で熱狂的な人気を集めた。

三方を山に囲まれ、外界との接触を拒むかのように存在する内陸の寒村羽生蛇村。独特の土着信仰や伝承を持つこの村が物語の舞台となる。

1976年8月2日深夜。大規模な土砂災害が発生し、村に甚大な被害をもたらす。

災害から27年後、2003年。夏休みを利用し、村に関する都市伝説を確かめるべく東京からやってきた高校生や、自らの学説を裏付ける為に村の秘祭の調査をしにきた民俗学者、テレビ番組の取材でやってきたTVレポーターらが村を訪れる。

そんな中で、羽生蛇村では長らく行われずにいた“秘祭”が、27年の歳月を経て再び始まろうとしていた。

8月3日午前0時、村の四方を囲うように出現した赤い海からサイレンの音が鳴り響き、羽生蛇村は外界から隔離された異界と化す。異界化に伴って現れる異形、赤い水の影響によって人が変貌した存在「屍人」。人々は状況的に、そして精神的に追い詰められながらも、人として生きるために絶望的な戦いに身を 投じていく。これは人でありたいと願い、人として生きたいと祈る人々の群像劇である。

どうあがいても絶望…SIRENの世界はヤバすぎる…絶望まとめ
日本が生んだ和製ホラーゲームの中でも、ダントツの難易度とシナリオの難解さで知られる、PS2のSIREN(サイレン)。キャッチ...

ストーリーは難解で、ゲームを進行させて真相を知っていくと、和風伝奇通をうならせる程の見事な完成度になっている。

1作目は文句なしの和風伝奇恐怖モノだったが、2作目からは売れるために世間の需要に迎合させた結果、ゲーム・バイオハザードシリーズのように、マシンガンを敵から強奪してヒャッハー!するゲームに変わってしまった…。

いざ異界と化した羽生蛇村へ…SIRENのストーリーと魅力解説
難解にして、本格和風ホラーのシナリオと物語舞台がいつまでも人々を魅了し続けるホラーゲーム・SIREN(サイレン)。最近、初代...




アカイイト

アカイイト和風伝奇不人気うけない理由

『アカイイト』はサクセスより発売された和風伝奇ホラーアドベンチャーゲーム。およびこれを原作とする漫画作品。現代を舞台に、「贄の血」という特殊な血を引く少女・羽藤桂(はとう けい)の視点でゲームが展開される。吸血システムという特殊なシステムが用いられている。

この夏に唯一の肉親だった母親を亡くし、遺産の整理をしていた桂は、父親が経観塚(へみづか)という聞き慣れぬ土地に、歴史のある日本屋敷を持っていたことを知る。桂は処分するかどうかを決めるために、現物を見に経観塚を訪れることに。その道中の列車の中で、天を貫くほどの巨大な木と、蝶の群れを従えた少女・ユメイが現れる不思議な夢を見る……。

経観塚に伝わる山神と人柱の伝承とは? 失われた桂の記憶の真実は? 桂の生まれ故郷でもある経観塚。舞台に役者が揃うとき、運命の輪が静かに廻り出す……。

コンシューマー用ノベルゲームの中では非常に完成度が高いされているらしい和風伝奇ノベルゲーム。ぜひプレイしてみたいのだが、残念ながらブログ管理人がプレイできるゲームハードをもっておらずどんな内容なのか分からない…。PSVitaに移植して!百合風シナリオらしい。見た目のゲームCGの雰囲気は伝奇作品としてよさげ。

百合とは?漫画やアニメに出てくる女子同士の淡い恋愛感情
女の子同士の恋愛一歩手前の関係や心情をリリカル・もしくは現実的な事情に合わせてリアルに描く百合(ゆり)の世界。百合分野が確立...

すごーい!いつでもフレンズたちに会えるー!




仕事カテゴリーネットサービスカテゴリー健康カテゴリー美容カテゴリー恋愛カテゴリー教育カテゴリー知識カテゴリーお楽しみカテゴリー漫画カテゴリー小説カテゴリーアニメカテゴリーゲームカテゴリー購入技カテゴリー住宅カテゴリー趣味カテゴリータグブログ内検索トップページ