ディストピア…徹底管理されて人間性が封殺された架空の社会

ディストピア

国民が徹底管理され、人間味が失われた無機質な社会「ディストピア」。物語のバッドエンド、もしくはスタート時点でそのような社会状況にあって社会を変革していく、という具合にディストピア設定は用いられます。その息苦しさと閉塞感と人工的な雰囲気に独特の魅力をもつ、ディストピアについて調べてまとめました。

スポンサーリンク

ディストピアとは?

ディストピア

ディストピアとはユートピア(理想郷)の正反対の社会である。よくSFなどで題材とされ、「表面的には秩序だって管理の行き届いた世界に見えるが、その内実は極端なまでの管理社会であり言論の自由などがない」社会として描かれることが多い。ジョージ・オーウェルの小説「1984年」などがとくに有名かと思われる。

  • 大概、極端な圧政社会を描いた型、無秩序な世界を描いた型、衰退し徐々に滅びゆく世界を描いた型の3種類のどれかに分類できる。
    • 恐怖の対象は独裁政権、核兵器、コンピューター、巨大企業、ネット社会、環境異変と時代とともに移り変わる。
  • 背景が未来世界であれば、それに至るまでに核戦争が発生している事が多い。
    • 地殻変動が発生した作品もある。

ディストピアとは逆のユートピアとは

ギリシア語の ou (否定詞) と topos (場所) に由来し,どこにも存在しない場所,転じて,理想的社会,空想的社会の意。「無何有郷」などと訳される。




ディストピアの主な特徴

ディストピア

  • 粛清
    体制にとって不都合な存在を、体制の権力が秘密裏に(あるいは公然と)処刑する。
  • 単一の思想・価値観の強制
    「○○(指導者の名前など)に従い尽くすことが幸福である」「××(特定の民族や思想など)は悪の化身であり滅ぼさなければならない」など、一面的な思想を押しつけて他の考え方を許さない。
  • 超管理体制
    24時間ずっと誰か(もしくは何か)に監視され続け、一個人の一挙手一投足の全てが管理される。
  • 極端に制限された自由
    「~時以降は外出禁止」「何処其処へ行ってはならない」などの移動制限から始まって、芸術・娯楽・服装・髪型・飲食・職業選択など、社会のあらゆる分野での行動に制限がかかる。
  • 多数のための少数の犠牲(逆もあり)
    社会の多数派(もしくは選ばれた少数)を残すために、残りの少数(多数)を犠牲にする。
  • 愚民政策
    これら負の側面については、市民階級からは当然のものとして捉えられまたは完全に隠蔽された社会となっている。

ディストピア社会であることが極めて多い退廃的な世界観作品特集

壊れゆく物の美しさ…退廃的な世界観が魅力のアニメや漫画1
命や文化や関係が育まれていくのを美しいと感じる人が多い一方、世界そのものや文明や人類がだんだん壊れていくディストピア物・退廃...
荒涼とした物悲しさ…退廃的な世界観が魅力のアニメや漫画2
前回に引き続き、人類が激減して滅亡へ向かっている世界や、道徳的に不健全な社会で退廃的な世界観をもつ漫画やアニメを紹介していき...




ディストピアを取り扱った有名作品

(下の方のものほど深刻な社会状況)

PSYCHO-PASS サイコパス

PSYCHO-PASS サイコパスディストピア



スポンサーリンク



舞台は、人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」が導入された西暦2112年の日本。人々はこの値を通称「PSYCHO-PASS(サイコパス)」と呼び習わし、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。

シビュラシステム物語開始の30年ほど前に導入された、サイマティックスキャンによって計測した生体力場から市民の精神状態を科学的に分析し、そこから得られるデータをサイコパスとして数値化したあと、導かれた深層心理から職業適性や欲求実現のための手段などを提供する、包括的生涯福祉支援システム。この時代の厚生省が管轄しており、運用理念は「成しうる者が為すべきを為す。これこそシビュラが人類にもたらした恩寵である。」。

その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた 。

そのような監視社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省管轄の警察組織「公安局」の刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた。

狂四郎2030

狂四郎2030退廃世界観

第三次世界大戦後、日本は優生学思想を根本に宿したゲノム党による独裁政治が敷かれていた。

ゲノム党党首の二条憲政は日本国総統。陸海空の三軍の全権を握る。日本を狂気の世界に変えた元凶。民主制の欠点を知り尽くしたカリスマ政治家で、大衆の圧倒的な支持を得て自らに有利な法案を成立させ、不要となると粛清を決断した、歴史上前例のない独裁者である。国民の99%を不要としてゆっくりと死滅させることを決断した。

男女隔離政策を始めあらゆることが国家に監視される超管理国家となった日本で、一人の屈強な男が一人の女に会うために北海道を目指し旅立った。
彼の名は廻狂四郎。彼は旅先での出会いを通じ、この世界の根幹、人間の正と負に直面する。

火の鳥未来編

火の鳥未来編ディストピア

西暦3404年。時間軸で考えた場合の火の鳥の結末にあたる作品。人類は25世紀を頂点として衰退期に入り、文明も芸術も進歩が少しずつ停止、人々は昔の生活や服装にばかり憧れを抱くようになり、すでに30世紀には文明は21世紀頃のレベルまで逆戻りしていた。地球人類は滅亡の淵にあり、他惑星に建設した植民地を放棄し、地上に人間はおろか生物は殆ど住めなくなっていた。

人類は世界の5箇所に作った地下都市“永遠の都”ことメガロポリス「レングード」(レニングラード:ソ連)「ピンキング」(北京:中国)「ユーオーク」(ニューヨーク:アメリカ)「ルマルエーズ」(マルセイユ:フランス)「ヤマト」(大和:日本)に移り住み、超巨大コンピュータに自らの支配を委ねていたが、そのコンピュータも完璧な存在ではなく、コンピュータ同士で争いが起き、メガロポリス「ヤマト」と「レングード」の対立から核戦争が勃発、超水爆によって地球上のあらゆる生物が死に絶えた。




仕事カテゴリーネットサービスカテゴリー健康カテゴリー美容カテゴリー恋愛カテゴリー教育カテゴリー知識カテゴリーお楽しみカテゴリー漫画カテゴリー小説カテゴリーアニメカテゴリーゲームカテゴリー購入技カテゴリー住宅カテゴリー趣味カテゴリータグブログ内検索トップページ