夢や好きだけじゃ採用すらされないゲーム制作現場の現実

ゲーム制作大変

敵との手に汗握るバトルや感動的なシナリオ、美しい音楽や斬新なゲームシステムなどなど、ゲームが好きな子どもの多くが「将来はゲーム制作の仕事がしたい!」と一度は思うはず。

ブログ管理人もゲームが好きですが、大人になってからRPG系ゲームをプレイしていると、膨大なポリゴン処理で作られたキャラや建物やフィールド、プログラムによる緻密なシステム構築と制御、バグ潰し、シナリオライターやBGM制作者やプログラマーの血と汗の結晶であることが嫌でも伝わってきて、「ゲームが好きだからゲームを作りたい!」という安直な考えではとても作れない「ゲーム=プログラムの集合体」であることが分かります。

ゲーム制作の大変さを調査したので、分かったことを報告します。

スポンサーリンク

ゲーム開発は理想と現実の差が酷い

socialgameprob5

socialgameprob6

ゲーム開発の現実にぶつかって失望しやすいポイント

  1. 自分一個人の意見や願望は、ゲーム制作の全体にほとんど反映されない
  2. プログラミング作業のような、地味で辛い作業ばかりをさせられる
  3. 職場のみんなと上手くやっていくために高度なコミュニケーション能力が必要である事は、ゲーム会社も、それ以外の業界の会社も変わりない
  4. 「自分がゲームを遊んで楽しむこと」と「他人にゲームを遊んでもらって楽しませること」はまったくの別物
  5. ゲームの収益UPのために、拝金主義的なえげつない企画もやらざるを得ない

ゲーム制作にあこがれる方は、自分の好きなゲームのシナリオやBGMやキャラクターデザインにあこがれて、「自分もゲーム制作がしたい!」と考えるはずです。

しかし、ゲームの企画・シナリオといった重大な部分を任せてもらえるのは、ゲーム制作業界で数々の実績を積んできたベテランのみであり、シナリオ作成・ゲームシステムの考案・BGM作成といったハデで華やかな仕事は、入社したばかりの新人には手が出せません。

また、ゲームのキャラクターデザインの仕事をやるのなら「絵が描ける事が必須」、ゲームプログラムを作成するために「プログラミング技術を習得していることが必須」など、ゲームプレイとは別分野のスキルが必要になってくるので、仮に自分が持っている武器が「ゲームが好き!!」という熱意だけでは、社内で何もできない役立たずとして扱われてしまいます。




ゲーム制作には修羅場がつきもので、決して遊びではない

ゲーム制作大変

現実

ゲーム制作大変

バグ

バグとは、そのゲームのコンピュータプログラムの欠陥部分。

ゲーム進行時やデータのセーブ時にゲームがフリーズしてしまう致命的なバグはもちろん、「特定の場面で、特定の行動をした場合に、想定外の反応が起こる」という小さなバグまで、しらみつぶしにバグを潰していかなくてはならない。

ゲーム・デバッカー達がゲームキャラを操作し、それぞれのゲーム場面でありとあらゆる挙動をし、バグを発見していく。そして、報告されたバグを、ゲーム・プログラマー達がプログラムのバグを修正していく。バグの発見も、修正も、どちらの作業も精神的に辛いものがある。

「マスターアップ」前の追い込み

マスターアップとは、そのゲームをソフトウェア面で完成させた、という表現。

マスターアップの予定日前までに、何としてでもゲームを完成させないと「発売延期」という状況となり、ゲーム会社の社会的信用が失墜してしまうので、マスターアップの期限近くは地獄の追い込み作業となる。

次々と発見される新しいバグと、その修正作業で、徹夜がかりの修羅場が何日も続く。たとえゲームプログラムの世界でも、IT業界につきものの「デスマーチ」から逃れることはできない。

ネット上で有名な「ぞい子」



スポンサーリンク



「今日も一日がんばるぞい!」の台詞でネット上でネタにされやすい、ぞい子こと涼風青葉。漫画・NEWGAME!の主人公であり、普段は真面目な口調で、ぞいとは言わない。

ゲーム会社・イーグルジャンプに入社し、最初は街のモブキャラ達を作成するモデラーとして仕事をこなす。

ひたむきな性格で技術の吸収力が高く、会社員としてはかなり有能。

漫画・NEWGAME!は、ゲーム制作の現場をテーマにした作品で、ゲーム制作の現実を理解するのに便利。

バグの恐さが伝わる、ソーシャルゲーム「きのこれ」がバグのせいで破綻

「きのこれ」は、キノコを可愛い少女キャラクターに擬人化した、スマートフォン用ソーシャルゲーム。

ゲーム公開後に、複数の小さなバグから、「課金チケットが無限に配布される」という致命的なバグまで発生し、そのデバッグ作業に追われ続けることになってしまった。

ゲームのユーザー達からのクレームが相次ぎ、そのせいでゲームの評判を落とした。よそからの資金調達の話も取りやめとなって、ゲームプログラムの外注費用が支払えなくなって、「きのこれ」はサービス終了(同時に、「きのこれ」を開発・運営していた会社も倒産)に追い込まれた。

えげつねェな…ソシャゲがユーザーに課金させる容赦ない手法
スマホユーザーの各種欲望をあの手この手で刺激し、ありとあらゆる手段で課金させてお金をガンガン吸い上げようとするソーシャルゲー...




近年のゲーム制作会社は「ゲームが好きな人」は不採用

ゲーム制作大変

就職面接でゲームマニアを採用しない理由は…

1.「売上UPのためには、ゲーム好きの意見はかえって邪魔になりやすい」

ディープなゲームマニアの意見をゲーム制作に反映しすぎると、「ストーリーが王道からズレている」「ゲームシステムが複雑すぎる」「特定の狭い層へと訴えかけるだけで、みんなが面白いとは感じられない」といった出来となる。

商業的なゲーム制作に求められているクオリティーは「みんながそのゲームに魅力を感じ、買いたいと思う」「これまでゲームをやらなかった人達も、新規の客層として取り込んでいける」。

そのため、ゲームマニア・ゲームオタクは、集客目的という点ではむしろ足を引っ張ることが多くなる。

プロの証明である4つの特徴とアマの3つの欠点がわかつ決定的差
お金を受け取る仕事として事に当たるプロと、プロになりたいけれど趣味レベルにとどまってしまうアマチュアは、どのような差があるの...

2.「ゲーム開発の現場に必要なのは広い視野をもつ人材」

これまではそのゲーム分野・ゲームシリーズに興味が無かった人でも、新作ゲームに興味をもつようになる、という新規客層の獲得を実現するには、ゲームマニアよりも、むしろゲームの素人・あまりゲームをやらない人の視点や意見や感覚が重要になってくる。

そのため、常にゲームにどっぷり浸かっている人の意見はほぼ参考にならない。

普段ゲームをやらない人の感覚をしっかりと理解し、その感覚をもつ人がどうすればゲームをやりたくなるか?と実体験を踏まえて考え出せる人材が必要になる。

また、ゲーム制作を商業的に成功させるには、作成しているゲームに思い入れが強すぎる人物よりも、マーケティング調査の結果や開発予算と開発期限の範囲内でできる最高のプランを考え出せるような、ある程度ドライで合理的な判断ができる人物が望ましい。



仕事カテゴリーネットサービスカテゴリー健康カテゴリー美容カテゴリー恋愛カテゴリー教育カテゴリー知識カテゴリーお楽しみカテゴリー漫画カテゴリー小説カテゴリーアニメカテゴリーゲームカテゴリー購入技カテゴリー住宅カテゴリー趣味カテゴリータグブログ内検索トップページ