漫画的で文学的!ライトノベルと一般小説の中間的小説まとめ

一般小説ライトノベル中間

キャラクターが妙に可愛かったり、ストーリーが漫画チックだったり、その作品の波長とでも呼ぶべき作品内雰囲気がオタク好みであったりと、オタクの琴線に触れる「ライトノベルチックな一般小説」。こういった小説はブログ管理人の大好物です。また、普段ライトノベルのみを読んでいる人が一般小説に手を出すきっかけとなりますし、一般小説読みの人がライトノベルに興味をもつ…といった具合に、一般小説とライトノベルの架け橋となります。ストーリーがしっかりしていてなおかつ漫画的な要素も含まれている、ライトノベルと一般小説の中間的な小説を発表している作家を調べてまとめました。

スポンサーリンク

乙一(おついち)

一般小説ライトノベル中間

乙一は学生時代には『ロードス島戦記』・『スレイヤーズ』などのライトノベルを愛読していたが、後に「内容の薄さを綺麗な挿絵で誤魔化している作品が多すぎる」と感じるようになり、ライトノベルから遠ざかったという。作家としてのデビューはライトノベル作家としてであったが、「ライトノベルの存在さえ知らない人や、読書家でもライトノベルには手を出さない人が多くいることも事実である」として、『失踪HOLIDAY』『きみにしか聞こえない CALLING YOU』『さみしさの周波数』(いずれもライトノベルのレーベルである角川スニーカー文庫)の収録作から5作品を選び、新たに書き下ろし作品を加えてハードカバー化されたのが『失はれる物語』(角川書店)である。だが決してライトノベルを嫌いになったわけではなく、今でもライトノベルに対する愛着心は有り、ライトノベルのおかれている現状を憂いている。ちなみに本人は、自身の小説と比較してライトノベルが劣っているという評価を好ましく思っていない。

推理要素やトリック要素が多く含まれる作品を書く小説家。読んでいて切なくなる話を書くのが上手く、心に残る話が多い。ラノベと一般の中間小説を読みたいと思ったら、まずは手にとって欲しい昔から好きな作家。「GOTH」の森野夜が凄く良い闇系少女なキャラクター。




有川浩(ありかわ ひろ)

一般小説ライトノベル中間

2003年に『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞し、翌年に同作にてデビューした。ライトノベルでデビューしながらも、2作目からは一般文芸書籍と同等のハードカバー出版が続いており、電撃文庫出身作家の中でも特異な存在である(文庫で出版されたデビュー作『塩の街』も、後にハードカバーで再出版された)。

デビューからしばらくの間は、主にSF・ミリタリー色の濃い作品を発表していた。

デビュー作から3作続けて、自衛隊と未知の物体・生物との接触をテーマにした作品を発表しており、陸上自衛隊の『塩の街』、航空自衛隊の『空の中』、海上自衛隊・海上保安庁・機動隊の『海の底』は合わせて自衛隊三部作と称されている。また、2006年にスタートした『図書館戦争』シリーズでも「図書隊」という架空軍事組織が存在するパラレルワールドが描かれ、SF・ミリタリー的な要素が物語に大きく関わっている。また、そうした中でも、「ベタ甘」とも評される恋愛ストーリーが作品に絡められており、特にヒロインと年齢的・社会的な格差のある男性との恋愛が度々描かれる。

おすすめ作品だとネットで必ず挙がる面白いライトノベルまとめ
数々のライトノベルを読みあさり、目が肥えた人達がこぞってネット上で推薦する、ライトノベルの誕生から今現在まで続く歴史に名前を...

自衛隊・軍事組織の綿密な背景描写とうんちくが楽しい、ライトノベル寄りの一般小説家。「塩の街」の滅亡寸前の荒廃した世界描写が恐くて面白い。「フリーター、家を買う。」のような現代小説もライトノベル読みと親和性が高い、漫画チックな雰囲気。

桜庭一樹(さくらば かずき)

一般小説ライトノベル中間

1999年、桜庭一樹名義で第1回ファミ通えんため大賞佳作を受賞し、『ロンリネス・ガーディアン AD2015隔離都市』(ファミ通文庫)でオリジナル小説デビュー。以後『B-EDGE AGE』(富士見ミステリー文庫)、『竹田くんの恋人~ワールズエンド・フェアリーテイル~』(角川スニーカー文庫)などの非常に微妙な作品を様々なレーベルで書いていた。仮面ライダー555のノベライズなんかもしていたりする。

2003年、第6回龍皇杯参戦作品(ちなみに敗退)『GOSICK -ゴシック-』(富士見ミステリー文庫)が武田日向のイラストもあって初めてのヒット作となる。続く2004年、『推定少女』(ファミ通文庫)と『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』(富士見ミステリー文庫)を立て続けに発表。特に『砂糖菓子~』が各方面で高い評価を集め、東京創元社から刊行された『少女には向かない職業』で一般文芸へ進出を果たした。

その後は『ブルースカイ』『少女七竈と七人の可愛そうな大人たち』『赤朽葉家の伝説』『青年のための読書クラブ』などを発表、完全に活動を一般文芸へシフト。『赤朽葉家~』は日本推理作家協会賞を受賞、「このミステリーがすごい!」2位となり、直木賞候補にもなる。2008年、『私の男』で第138回直木賞を受賞。ライトノベル出身作家の直木賞受賞としても話題になった。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 小説家・桜庭一樹の最高傑作!?
直木賞作家の桜庭一樹の出世作にて最高傑作との呼び名も高い、「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」。 キャッチーな作品タイトル...

少女向けの小説の書き手として非常に優れた、ブログ管理人が昔から大ファンの小説家。ライトノベル畑出身ということで、可愛い少女キャラクターや漫画的な雰囲気が強く、一般小説としての完成度も高い。「荒野の恋(一般書籍では「荒野」に改題)」と「砂糖菓子の弾丸は打ち抜けない」と「少女七竈と七人の可愛そうな大人たち」が特に好き。

米澤穂信(よねざわ ほのぶ)

一般小説ライトノベル中間

2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞してデビュー。『氷菓』は「汎夢殿」で発表した作品の中で反響が大きかったのを受けて応募を決めた。この賞に応募した理由として、ライトノベルとミステリーの組合せに未来を感じたことと、また別の賞の締切りに遅れてしまったこと、の2つをあげている。そして『〈古典部〉シリーズ』である『氷菓』が角川スニーカー文庫内に新たに立てられた「スニーカー・ミステリ倶楽部」の第1回配本として、続いて『愚者のエンドロール』が刊行された。

〈古典部〉シリーズと同じく日常の謎を主に扱う〈小市民〉シリーズの第一作『春期限定いちごタルト事件』(創元推理文庫)を刊行した。2008年に刊行した『儚い羊たちの祝宴』(新潮社)の頃からミステリの謎解き部分だけでなく物語の味わいそのものにも目配りした作品作りを心がけるようになり、2010年発表のファンタジーテイストを取り入れた本格推理小説『折れた竜骨』(東京創元社)は日本推理作家協会賞を受賞した。

やれやれ系主人公…作者側は物語進行で好都合&無気力で不快
何事につけても無気力で消極的。悟ったように「やれやれ…」といった具合で呆れて肩をすくめるのがクセ。いわゆる「やれやれ系主人公...

「やれやれ系主人公」を主人公に据えたりと、ライトノベル味の強い一般小説家。「氷菓」はライトノベルと特に親和性が高く、京都アニメーションによって高品質なアニメ化がなされ好評を博した。やはりラノベ的なキャラクターや作中雰囲気が印象的。

森見登美彦(もりみ とみひこ)

一般小説ライトノベル中間

2003年、京都大学在学中に執筆した『太陽の塔』で第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、小説家デビューする。2006年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞、本屋大賞(2位)などを受賞し注目を集め、国立国会図書館職員との兼業作家として執筆活動を続けていた。現在は退職し、専業作家である。

京都大学を舞台にした、高学歴で非モテの大学生が主人公の小説が印象的。ライトノベル風の著作がたびたびアニメ化され、人気を博している。ダメダメな京大学生生活を描いた「四畳半神話体系」がブログ管理人のお気に入り。

冲方丁(うぶかた とう)

一般小説ライトノベル中間

1996年、早稲田大学在学中に『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞し小説家デビュー。小説のみならずメディアを限定せず幅広く活動を展開する。日本SF作家クラブ会員。『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、舟橋聖一文学賞、北東文芸賞を受賞し、第143回直木賞にノミネートされた。『光圀伝』で第3回山田風太郎賞受賞。

未来の社会のSF小説「マルドゥック・スクランブル」は漫画化・アニメ映画化など、オタクに好まれる作風。「マルドゥック・スクランブル」終盤の、知力と科学の粋を結集した確率の領域に挑むギャンブル対決は圧巻。

吉本ばなな(よしもと-)

一般小説ライトノベル中間

第6回海燕新人文学賞の選考会が開かれ「キッチン」が受賞する。「キッチン」が『海燕』1987年11月号に掲載され商業誌デビュー。1988年1月30日、初の単行本『キッチン』が刊行される。1989年3月20日、『TUGUMI』が中央公論社より刊行される。

『TUGUMI』は1989年年間ベストセラーの総合1位を、『キッチン』は同年間ベストセラーの総合2位を記録した。

女性の心理を鮮やかかつ丁寧に描いた、すらすらと読める読みやすい小説が多い。TSUGUMIは漫画的な雰囲気を備えつつ完成度が高く、ブログ管理人が特に好きな作品。

滝本竜彦(たきもと たつひこ)

NHKにようこそ!安倍吉俊絵イラスト



スポンサーリンク



『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』で第5回角川学園小説大賞特別賞を受賞。その後、2作目となる長編小説『NHKにようこそ!』や、エッセイ『超人計画』を発表。2010年9月、文藝春秋より『僕のエア』、2011年3月、角川書店より『ムーの少年』が刊行される。

安倍吉俊 絵画的でクセのある女の子の絵が魅力!灰羽連盟作者
ラフで味わいのある絵柄。表紙を担当した小説や、キャラクターデザインを担当したアニメは玄人に好まれる知る人ぞ知る名作へ成長。 ...

引きこもりやコミュ障のようなネガティブ系小説の名手。NHKにようこそ!が特に面白い。しかし、寡作なのが難点。もっとたくさん出して。

橋本紡(はしもと つむぐ)

一般小説ライトノベル中間

暇つぶしに読書を続けるうちに作家を志し、1997年に第4回電撃ゲーム小説大賞にて『猫目狩り』で金賞を受賞後、同作品でデビューする。「最大のファンタジーとは日常である」と語る。大の猫好きで、作品中には猫が頻繁に登場する。

代表作でもある『半分の月がのぼる空』は、ドラマCD化された後、テレビアニメ化、実写ドラマ化もされた(テレビ東京)。その後再度ドラマCD化されている。2010年4月3日には実写映画が公開された。さらに2010年4月には、『完全版 半分の月がのぼる空』としてリメイク、アスキー・メディアワークス社より上下巻構成の単行本で刊行。

また、若者の活字離れが叫ばれている中、「本を読む、作ることの楽しさを伝えたい」といった本人の願いにより、日本全国各地の学校図書館の図書便りにボランティアとして『図書館が、ここに。』を連載している(学校側に原稿料などはかからない)。このプロジェクトには、全国各地の中学校・高等学校のうち、およそ200校が参加している。

さらに『流れ星が消えないうちに』は、2007年2月、ベネッセによる「高2進研プロシードテスト模試」に出題された。

「半分の月がのぼる空」がファンタジー要素が介入しない現実世界の闘病モノのため、以降に執筆された一般小説もライトノベル風味を残しつつ、現代小説として完成度が高いおすすめの小説家。「彩乃ちゃんのお告げ」がお気に入り。




ややライトノベル色が強い一般小説家

一般小説ライトノベル中間

宮部みゆきの小説
ミステリーの第一人者だがイラストをつければ完全にラノベというのが多い。
超能力、怪異、タイムスリップ、ゲーム(ICO)
異世界、子供・少年の冒険ミステリ、心霊写真、
時代劇小説も多いが、時代劇に幽霊、怪異や超能力、たたり、猫神を入れてくる
ホント、幅広いジャンルのお方。

京極夏彦

森博嗣

森博嗣…真賀田四季やスカイクロラで人気の漫画寄りの小説家
SF小説の大御所であるのと同時に、オタク好みの漫画的作風であることから漫画化・アニメ化もされやすいという、オタク達にとっては...

伊坂幸太郎
独特な言い回しがクドく思えるかもしれないけど、人生観とかそういうのを純文学的に突き詰めつつエンターテイメントな作品構成で娯楽としても楽しめる。
それに文学・音楽・映画等の様々な引用を効かしたりスターシステムを導入してたりと気安い感じの作風でもあって若い人でも安心して読めるはず。

三上延(ビブリア古書堂の事件手帖など)

田中芳樹

夢枕獏

嶽本野ばら

小野不由美

山田悠介

貴志祐介(新世界より、など)

松岡圭祐

上橋菜穂子(「獣の奏者」と「守人」シリーズ)

村山由佳

紅玉いづき

村上春樹

大槻ケンヂ

万城目学

三浦しをん

東野圭吾

西尾維新

森絵都

赤川次郎

恩田陸



仕事カテゴリーネットサービスカテゴリー健康カテゴリー美容カテゴリー恋愛カテゴリー教育カテゴリー知識カテゴリーお楽しみカテゴリー漫画カテゴリー小説カテゴリーアニメカテゴリーゲームカテゴリー購入技カテゴリー住宅カテゴリー趣味カテゴリータグブログ内検索トップページ