新人賞倍率高すぎ…ワナビはこれでもラノベ作家を目指す?

ライトノベル作家志望

火のない所に煙は立たぬ…ということわざがありますが、ライトノベルの新人賞を受賞してのデビューとその後の作家生活には、良い情報がほとんど見つからず、むしろ「競争率が高すぎてほぼデビューできない」「打ち切り食らって作家生命終わった…」などといったマイナスの情報ばかりがあふれている状況です。

にも関わらず、一発逆転や、ちやほやされる作家生活に憧れて、ライトノベル作家を目指す人は数限りなくいます。ライトノベル作家を目指すことのマイナス情報を調べてまとめました。

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昔よりもラノベ打ち切りのペースは早くなっている

ライトノベル作家志望

庄司 智:打ち切りの決まるタイミングは最近早まってますね。
ちょっと前3年、5年前かな・・・2、3年かな・・・ぐらい前までは1巻がちょっと売れるor売れない(場合でも)2巻3巻で一区切りにしましょうか みたいなのが多かったのですが、最近結構(ラノベの)点数が増えている影響もあって出てすぐ1巻の状況で・・1巻が厳しいと2巻が厳しいみたいな・・・
僕らもね、上手く続けるのなら続いてくれればいいんですけど、やっぱり売れない物ってその作家さんに対するリターンもすごく少なくなっちゃうので、辛い思いをして何ヶ月か頑張って原稿を書いてそれで入るお金が少ないとあ~となるのでちょっと早めに切り替えましょうかというのはある。(※庄司 智:2000万部ものラノベを売った編集者)

出版業界では、3回打ち切りが続くと「うちの社では君はもう要らない」と戦力外通告を受ける、と言われています。そのため、一度見限られたら他の出版社へ作品の持ち込みを繰り返すか、断筆して普通に就職するしかなくなります。

文筆業は、漫画家等と違って、他の漫画家のアシスタントとして働くような糊口をしのぐ手段もほとんどないため、作品を出版されなくなったら即デッドエンド…という結末になりがちです。

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新人賞倍率があまりに高すぎてほとんど努力が報われない

ライトノベル作家志望

■エンターテインメント界最大規模の新人賞の応募総数は?――電撃文庫さんといえば、やはりエンターテインメント界最大規模の新人賞である『電撃大賞』が有名ですが、応募作品はどれくらいの数が送られてくるのですか?

第19回では、小説部門・電撃小説大賞は6,078作の応募がありました。

――6,078作も送られてきているのですね!? ものすごい数ですよね?

そうなんです。もちろん、作品はきちんと読んで選考していますので、やはりすごい数なんだな、と実感します。

――応募数の推移というのはどうなっているのでしょうか?

本当にここ数年で一気に増えましたね。5年前の第14回は小説部門は2,943作の応募数でしたが、次の第15回は3,541作、第16回で4,602作と一気に増えまして、第19回は先ほど述べたとおり、6,078作もの作品を送っていただきました。

――5年前から考えるとほぼ倍の数字ですね。急激に応募数が増えてきた理由というのは、どんなことが考えられるのでしょうか?

受賞作家さんから良い作品が出る、それが注目されて応募が増える、その中からまた良い作品が出る、という非常に良いサイクルを生み出している事が、要因の ひとつだと思います。また、電撃小説大賞では1次選考以上を通過した作品に関しては、選評をお送りしておりまして、これもかなり好評のようです。

■応募作品のトレンドは?



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――6,000作以上もの応募があり、非常に盛り上がっている電撃小説大賞ですが、送られてくる作品の傾向と言いますか、内容はどういったものが多いのでしょうか?

ファンタジーでもラブコメでもやはり一定の数送られてきます。先ほど述べた一般文芸読者向けの作品の数は全体の2割~3割ですが、ここ数年でかなり増えてきていますね。

――そうなんですね。応募作品のトレンドというのはありますか?

一応はやりというか、トレンドというものはありますね。電撃文庫の中で一番の累計発行部数を誇る『とある魔術の禁書目録』が出始めた時期などは『特殊な能力を持ったキャラクター同士が戦う』というファンタジー要素のあるアクション作品が非常にはやりましたが、現在では落ち着いてきているように思います。

――確かに数年前はそういった作品が非常に多かった気がしますね。現在はどういった内容の作品が多いのでしょうか?

あくまで個人的な意見ですけど、ゆるい日常を描く作品が多くなっているように思います。例えば部活モノであったりとか、なにげない生活を絡めたコメディーとか、そういった作品が応募作品の中でも増えてきている印象は受けますね。

バイト・派遣社員・正社員での仕事では、「面接→仕事→給料」のサイクルが早く、労働がそのまますぐにお金に繋がるため、実用的で生活に根を下ろした現実的な働き方だと思われます。

しかし、ライトノベルでは、「応募用小説を書き上げる→新人賞受賞→商業作家として稼いでいく」というサイクルが極度に遅く、しかも確実性も乏しいため、努力が非常に報われにくい労働手段です。

企業活動では、(商品開発、商品の仕入れなど)投資によって利益を得る、という「投資→リターン」の原則によって成り立っており、先行投資から利益獲得までのスパンが長すぎると、投資分の資金と労力の回収が遅れ、資金繰りが上手くいかなくなってその企業は破綻に陥ります。

ライトノベル作家になろうとすることはつまりひたすら先行投資を行う、ということであり、リターンが得られる可能性も低くリターンが得られる時期も相当遅いので、上記の企業活動の例に照らし合わせると、破綻の可能性が極めて高い、リスキーな行為といえます。

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ブログ管理人個人の所感からラノベ作家志望者に言いたい事

最近ライトノベル現状劣化

400字原稿用紙を300枚程度も埋めるほどの小説を何作も書き上げる根性と意思力を持つライトノベル作家志望の方は、非凡な努力家で、「自分の作品でこの世を良くしたい」「小説の楽しさと面白さを伝えたい」と考えている方も多いと思われます。

しかし、2016年現在のライトノベルは現実逃避用の物語ばかりが求められ、現実逃避をしたいオタク読者にとって都合の良い夢が見られる「何もできないニートが異世界へ飛ばされてチート能力を得て~」や「売れ筋路線のテンプレ異世界ファンタジーを~」や「やれやれ系主人公が美少女達にモテまくって一大ハーレムを~」や「過激で露骨なエ口を~」のような酷く低俗な小説が増えています。社会状況が悪化して現実に夢を持てなくなる若者が増えるほど、こういった作品傾向はより強まっていくでしょう。

渾身の現実逃避!ラノベ読者に見る努力も苦戦もNGな若者達
現実世界でダメな主人公が異世界に転生して努力無しにチート能力を得て無双、その異世界の美少女達にモテまくってハーレムを築く…と...

「食うため」と割り切ってライトノベル執筆を無感情に淡々と行えるビジネスライクな人はまだしも、ライトノベルに期待と、一種の使命感をもって執筆している人は、理想と現実の落差に心がぽっきり折れるような構造になっている業界です。

ブログ管理人個人の感覚から言っても、「ライトノベルに理想と期待を抱いている前向きな人ほどライトノベル作家はやめとけ」と伝えておきます。



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