社会不安障害…病的なあがり症でパニック障害へとつながる病気

社会不安障害症状特徴

恥ずかしがり屋やコミュ障といった言葉では片付けられない、人前で動悸が起こったり汗をかきすぎてパニック症状を起こしてしまう「社会不安障害」。

ただの精神的なもろさではなく、最近の研究では神経伝達物質・セロトニンの不足から不安をコントロールできなくなることが分かってきており、社会不安障害は身体的な病気です。社会不安障害について調べてまとめました。

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社会不安障害とは?

社会不安障害症状特徴

愚かに見えないかとか、場に合っていないのではとか、他人に辱められることに強い不安を感じるために、社交状況を避けたり、耐えていることによって、相当な苦痛があるとか生活に重大な支障があるという精神障害である。対して、正常な内気は、単に知り合いのいないパーティを怖がるといったものである。対して社交不安障害では、そうした社交状況においてほぼ毎回、動悸、下痢、発汗、時にパニック発作といった不安症状が起こる。




社会不安障害の具体的症状

社会不安障害症状特徴

赤面恐怖症
人前に出ると緊張感が高まり、顔が赤くなる。

発汗恐怖症
緊張により発汗し、ハンカチなどを持たないと落ち着かない。

対人恐怖症
周囲の視線が気になり、恐怖や震え、めまいなどを感じる。自分に対する他人の評価に強い不安を感じる。

書痙
人前で文字を書こうとすると、緊張と不安により手が震える。

場面恐怖症
緊張して声が震えるなど、人前でうまく発言できない。

社会的状況や行為を避けるようになりますので、本来の能力を発揮する機会もなくなり、自信も喪失してしまいます。その結果、職業の選択が制限されたり、教 育の可能性を失ったり、社会的技能の習得や結婚の機会を逃がすなど、仕事や学校、家庭をはじめとする社会生活に支障が現れます。 さらに避ける社会的状況 が増えていくと、‘引きこもり’につながる場合もあります。

社会不安障害は発病すると、他の精神疾患(うつ病、アルコール中毒、パニック障害など)を併発する割合が70%を超えるとも言われています。

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意外に身近でかかりやすい、社会不安障害

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統計的にどんな人がこの障害になりやすいかは、はっきりと分かっていません。

不安になりやすい神経質傾向の強い人に多いと考えられていて、男女差はないと言われています。
とくに内向的、神経過敏、理想主義、完璧主義の性格をもつ人がこの障害に陥る可能性が高いようです。その他にも遺伝的な要因も考えられています。

発症するきっかけについても明らかになっていませんが、多くは10代半ばに発症するケースが多く見られるようです。思春期特有の対人的緊張などのストレスが起因しているとも言われます。
他人に悪評されることや、注目を浴びる行動への不安が引き金となり、社会恐怖へと陥っていきます。

学生時代は緊張する場面を避けて通れたものが社会人となって回避できなくなり、生活に支障をきたして受診に至るというケースも少なくないそうで、30代でこの病気が発覚するという人も多いようです。

原因についても定かではありません。脳内の神経伝達物質が関係しているとも言われますし、社会的な弱さや社会で生きるための技能を欠くこと、または遺伝など様々な仮説があります。

欧米のある調査では、7人に1人が症状は様々であるけれども社会不安障害になりうるという結果が出ているのだとか。

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社会不安障害の原因

セロトニンとは解説

人が危険を想像したり、察知したりすると扁桃体の神経細胞が興奮して予期不安や恐怖が引き起こされます。さらにその興奮が交感神経の活動性の亢進を招いて、心拍数や呼吸数の増加、発汗、ふるえなどの身体症状が出現します。
これら扁桃体の神経細胞の興奮過程にはセロトニン神経機能が関与しており、この神経細胞の過活動を抑制することによって恐怖症への治療効果を発揮すると考えられています。

社会不安障害(SAD)はセロトニンが不足し、神経機能がちゃんと機能しておらず、不安がコントロールできなくなっているために起こるとされています。
セロトニンを増やす為に選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)を飲んだり、セロトニンが増える生活を心がけましょう。

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社会不安障害の治療方法

社会不安障害症状特徴

これまでは、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの薬物治療と、認知行動療法が効果的といわれてきた。

そんな中で、最近注目されているのが、「マインドフルネス」という瞑想や呼吸を利用した心理療法。自己や現実をあるがままに受けとめて、それらにとらわれずにいることによって、生きているという実感を得ることだ。

裏を返せば、いつも心配ごとに追いかけられる、いまをゆったりと生きられない日本の社会状況が、不安を増幅させる背景にあるのかもしれない。

一方、SSRIについては、「うつ病に効かない」「リスクが高い」などと、最近いわれている。

「実は、セロトニンを高めるSSRIは、SADやこだわり、取りこし苦労などに効果的です。ただ、薬が効きすぎるなどのリスクや、やめるときの問題もわかってきました。強力に扁桃体を抑えて、ポジティブな感情を高めますが、依存性も高い。うつ病よりも不安障害に使うと効果的で、SSRIの中のパロキセチンを一定期間使うと、扁桃体が鈍くなります。だから、心の痛みや恐怖を抑えて、血液中の濃度に比例して、人に対する恐怖感がなくなるのです」

ただ、過剰に使い過ぎると、感情全体が鈍くなることもあるので、慎重に使わなければいけないという。



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