先生ってもしやダメ人間?夏目漱石のこころを現代流に味わおう

夏目漱石こころ

なんという事は無いストーリーなのに、極めて読みやすく表現豊かな美しい文章と、人間の暗部を示唆する深さと恐さを兼ね備えた夏目漱石の名著「こころ」。エンターテイメントに特化したタイプの小説の供給が充実した現代でもなお、時代を超えて、非常に面白く感じられるのは驚異的です。

そして、時代が変われば「こころ」の楽しみ方もまた変わるもの。誰もが知る名著ゆえにネット上であれこれといじられる、現代の「こころ」の楽しみ方を調査したので、分かったことを報告します。

ところで、この記事でちょうど1000記事目の投稿となります。これだけ長くブログの運営が続けられたのは、ひとえに当ブログを日々読んでくれている皆様のおかげです。どうもありがとうございます。

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先生って、けっこうなダメ人間

夏目漱石こころ

先生って、遺産を食い潰して生活しているニート。

妻がいるのに、働かずに、本を読んだり海水浴をしているだけ…。

Kが自殺してしまった時点で、
奥さんとの幸せな結婚生活にも、先生の中では常に影が差していたんだろうな。

だから先生は追いつめられていった。
Kの自殺は、先生の幸福もぶちこわした。

Kの遺書に、自分の事が悪く書かれていないか
慌てて確認する先生から小物臭がしすぎる。

高学歴ニート…勉強はできても主体性の欠如や高プライドで脱落
驚くべきことに、あの「東京大学」でさえ、学部卒業後に就職も進学もしない進路不明者が全体の2割にもおよぶそうです。この2割は、...

「天皇も崩御したし、ちょうど良い頃合いだから、自分も死のう」
という感覚が現代人には理解できない。
あの時代ならでは考え方で、現代では失われた感覚。

「私は過去の因果で、人を疑りつけている。だから実はあなたも疑っている。
しかしどうもあなただけは疑りたくない。あなたは疑るにはあまりに単純すぎるようだ。
私は死ぬ前にたった一人で好(い)いから、他(ひと)を信用して死にたいと思っている。
あなたはそのたった一人になれますか。なってくれますか。あなたははらの底から真面目ですか」
この台詞好き

「こころ」という小説について

夏目漱石こころ

「こゝろ」(こころ)とは、夏目漱石の長編小説。

中高生用の国語の教科書に、題材の1つとして取り上げられることが多いので、読んでいる人・知っている人が非常に多い国民的小説。

2016年の時点で累計718万を売り上げており、日本一の売上を誇る小説である。




Kの存在が意味深すぎる

夏目漱石こころ

Kが自殺した理由は何だったの?
孤独?

Kは、「精神的に向上心のない者は馬鹿だ」の自戒によって自滅したんだよ。
恋にかまけて、向上心を失い、自分を、見込みのない馬鹿だと見限ってしまった。



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Kが死ぬ理由が、現代人にすればあまりにもどうでもいい理由。
作品世界の時代と、精神性の違いを感じさせる。

Kは、学費を稼ぐための仕事が忙しくて、
やりたい修行がおろそかになって、そのせいでうつ病っぽくなっていた。

「女は、男をダメにする生き物」はやっぱり正しい。
お嬢さんが関わってこなかったら、先生もKも死なずに済んだ。

Kは、親友だった先生も、お嬢さんも、両方失った。
もともとメンタルが弱っていた時期に、折り悪くそのコンボが来たんだから、心が死んでしまった。

夏目漱石こころ

精神的に向上心のない者は馬鹿だ。

先生の遺書がいくらなんでも長すぎでしょ……

夏目漱石こころ

封筒に収まりきらないほどの紙の量だろ、と突っ込まずにはいられない。

先生も、書いている間は筆が乗って止まらなかったんだろうな。

手紙をもらった私は、先生の呪いの思い出を押しつけられて気が重くなるだろうな。

先生(+私)とKの関係ってBLっぽくない??

夏目漱石こころ

物語の最初の海のシーンから
すでにBLっぽくて草。

私は、先生を慕いすぎている。
絶対、尊敬以上の何かがある。

私×先生、K×私(先生)の可能性を考えついたり、
その関係を妄想し始めると、その人はBLが好きになっていく。

あの異常に分厚い遺書は、
「先生から私への、思いの強さ」
の証明。

先生は、
最後までKとの思い出に縛られて、Kに振り回されて死んだんだよな。




「こころ」という小説について

「こころ」
「山月記」
「舞姫」
このあたりの小説が、決まって中高生に衝撃を与える。

先生に先立たれた後の、奥さん(お嬢さん)のその後が気になる。
経済的には大丈夫みたいだが、精神的にはどうなのか。

「よござんす。差し上げましょう」
の衝撃感。
結婚について、お嬢さんの意思は完全無視するような時代。

Kの本名って、もしかして
「こころ」
なんじゃないの?

こんなに
国民みんなが読んでいて、
現代になっても議論の種・話のネタが尽きず、
BL小説っぽくて、
ネタ小説として愛されて、
登場人物も味わい深い、
面白い小説って、
この世に他に存在しない。

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