博士課程卒で高学歴なのに働けずに貧困の高学歴ワーキングプア

博士課程卒で高学歴なのに働けずに貧困の高学歴ワーキングプア

高学歴無職底辺

大学院で勉強と研究を頑張ってやっと博士号を取得したというのに、大学教員の椅子は少なすぎ・企業は採用お断り状態・フリーターをやらざるを得ない・ポスドクのような期限付きの契約研究員にしかなれない……のように貧困状態へと追い込まれやすい状況を指す「高学歴ワーキングプア」。

以下の記事を読むと、覚悟ももたずに安易な考えで博士課程へ進んではいけないということが伝わるかと思います。

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高学歴ワーキングプアが悲惨な理由

  1. 小さな頃から努力して有名大学へ入学できても、卒業後に仕事が無いので人生が詰む
  2. 修士課程・博士課程へ進んでも低賃金の仕事しか無いので、全然割に合わない
  3. 収入が少ないうえに、場合によっては、何百万円もの奨学金を返済しなくてはならない
  4. 高学歴であるという自負から生じるプライドと、無職・低年収の仕事という現状のギャップが、甚大な精神的苦痛を発生させ続ける

高学歴ワーキングプアとは

有名大学卒・修士課程卒や博士課程卒といった「高学歴」であるのに、高学歴に見合った職に就けずに、任期付きの契約研究員である「ポスドク」・無職・ニート・アルバイトのような非正規雇用の身になってしまった人達を指す。




高学歴ワーキングプアが生まれる代表的原因

高学歴ワーキングプア原因

  • 修士課程卒はまだマシだが、企業側は実務経験が無くて賃金も高額な「20代後半の博士課程卒」を拒絶する傾向が強い
  • 博士課程卒の人間の数に比べて、彼らが就きたいと考えがちな大学教員の椅子の数が圧倒的に少ない
  • いくら大学での勉強・研究が得意でも、企業内で上手くやっていく能力や自分の頭で考えて稼いでいく能力は学力とは別物。お勉強しかできない人達は、いざ社会へ放り出されると途方に暮れることもよくある

高学歴ワーキングプア問題でひんぱんに取り上げられるのが、高学歴な博士課程卒達には社会常識が欠如している傾向がある、ということ。

身だしなみや態度に、社会人としてのマナーが感じられないと評価する面接官が多い。そのせいで、もともと博士課程卒を倦厭する一般企業は、なおさら彼らを採用したがらない。学歴が高いと、プライドも高くて周囲の人間が扱いづらいという声も頻出する。

学部生からアカデミックな世界へ進むと爆死する人の特徴

青春少女少年画像イラスト

  • 卒業論文作成の時点ですでに、能力的にも精神的にもいっぱいいっぱいだった
  • 研究室の、独特の無味乾燥とした雰囲気に不安感・緊張感を覚える
  • 教授に怒られまくって、教授という存在にトラウマを抱えている
  • 専攻分野の勉強・研究を面白いと思えず、義務や苦役としか感じられない
  • 「学歴」というものに信仰心を抱いている
  • 無名大学に在籍していて、その無名大学の修士課程・博士課程へそのまま進む
  • 人間関係の構築と運営が下手
  • 多少のコミュ障気質を補って余りある学力・研究心、といった感じの天才ではない



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「稼ぐ能力」と「学力」は別物

高学歴ワーキングプア原因

企業に属して稼がせてもらう場合、組織の歯車の1つに徹しきれることや、周囲との協調性が大切となり、これらの能力は学力とは関係が遠い。

組織に属さずに自営業者や企業社長として個人で稼いでいく場合、世の中のニーズを探し出してそれに応える(ありていに言うと大衆に媚びる)必要があり、自身の得意分野に応じてニーズに合うサービス・商品を調整していくことも求められ、学力とは能力の方向性が全然違う。

以上のことから、たとえ有名大学を出ている博士号持ちだからといって、必ずしも企業や商売の世界で上手くいくとは限らないことがいえる。

「有名大卒で、博士号ももっているのに無職なんてもったいない…。頭が良いから起業すれば成功できるのに…」という安易な考えは通用しないと考えられる。




博士課程へ進むのは「レールを外れる覚悟」が要る

高学歴ワーキングプア原因

博士課程へ進む人の動機のおおまかなパターンは

  1. 研究が好きで、修士課程だけでは物足りずにとことん極めたい
  2. 博士課程を修了して、その後に大学教員になりたい
  3. 学歴を高めれば高めるほど有利になると考えている
  4. 修士の段階で就活に失敗したりまだ働きたくないので、逃避目的で博士課程へ

動機はさまざまだが、博士過程へ進んでしまうと、大学卒業→企業就職という一般的なレールから大きく外れることだけはしっかりと覚悟しておくべき。

「大学卒業→企業就職という一般的なレール」は、特殊な才能や際だった志が無い人達がつつがなく人生を送れる救済措置のようなものなので、そのレールから外れた後は完全に個人の力で勝負せざるを得ない。大学教員になりたい人の根回しの能力や、ちょうどアカポスが空くという運すらその人の実力、という世界。その事実を覚悟しておこう。

就職からの逃避目的で博士課程へ進むのだけは決しておすすめできない。教授からのプレッシャー&放置攻撃、研究しても全然成果が出ないこと、将来への不安などのもろもろと戦い続けることを考えれば、就職して金銭を得て自立した方が断然楽。

数学の公式や、科学分野での発見は、親が資産家で子どもの自分は働く必要の無い賢人達が、サロンに出入りしながら趣味的に発見していったものが多い。本来、学問や研究とはそういうもので、そもそも就職用のツールではないのかもしれない。



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