介護や清掃のような人の嫌がる仕事ほど年収と待遇が悪い理由

人の嫌がる仕事

介護・清掃・配送のような「人の嫌がる仕事」は、「嫌がられる仕事なら、そのぶん賃金が高くなってしかるべきだ」と思われがちなのに、現実はその反対に賃金が安くなって待遇も悪くなっています。

人の嫌がる仕事ほど給料が安くなってしまう原因は、現代の資本主義の問題点が反映されていると考えられます。

スポンサーリンク

人の嫌がる仕事は給料が安い原因

人の嫌がる仕事は「誰でもできる」ので安く買いたたかれる

無職ニート資格勉強

人の嫌がる仕事は、清掃・介護・運送といった、「専門スキルが不要な単純労働」である傾向が強い。

そのせいで、「専門性が無くても、誰でもできる仕事なんだから、給料が安くなるのは当たり前だよね?」と雇用側から労働力を安く買いたたかれてしまう。

経験上これだけはやめとけ!人間を破滅させる危険な行動まとめ
身を持ち崩すことにつながるダメな行為や、単純に生命の存続に関わるほどの最高に危険な行為まで「やるべきでない行為」というのはあ...
この業界だけはやめとけ…心身をすぐに壊す3大ブラック業界
ブラック企業とは激務薄給ストレス大が横行している悪質企業のことですが、ブラック企業の割合が極端に多い、ブラック業界とでも評す...

選ばれずに残った余り物の仕事に就かざるを得ない人達がいる

「本当に社会に必要な仕事で、無くなったら困る仕事」かつ「誰もその仕事に就こうとしない」の2つの条件を満たしていれば、政府側からの介入や雇用側からの調整で、おのずと賃金と待遇が引き上げられて雇用不足は解消される。

しかし、能力不足ゆえに厚待遇の仕事に就けず、お金が無くて困っているので、人の嫌がる仕事に就かざるを得ない人達がいつの時代も一定数いる。

そのせいで、仕事の待遇が良くなる2大条件のうちの「誰もその仕事に就こうとしない」が満たされなくなり、いつまで経っても人の嫌がる仕事の給料が安いままになってしまう。

面接官が戦った社会不適合者的ブラック人材の特徴と採用のコツ
人を見ることにかけては百戦錬磨の面接官でさえ言葉を失う、とんでもなくダメな求職者が出現することがあります。あまりにも常識と能...

「金の匂いがしない世界」なので金が流れてこない



スポンサーリンク



FX破産借金

巨額の金が毎日動き続ける株式取引やFXのような金融市場、お金を持っている人達しか相手にしない高額の美容整形、融資という形で企業にお金を貸す銀行などなど、「金の匂いがする世界」は、その仕事に従事する人達の給料も高い傾向がある。

しかし、人の嫌がる仕事は、ゴミの片付け、老人介護、工場での単純作業のような、金色のイメージからはほど遠い「金の匂いがしない世界」といっていい。そもそもその業界に客から多額のお金が流れてこないのだから、必然的に末端の従事者に支払われるお金も少額ということになる。




「人の嫌がる仕事」はなぜ嫌がられるのか

  1. 3k(きつい・汚い・危険)の仕事である可能性が高い
  2. 上の人間からリスクを押しつけられているくせに、給料が安くて割に合わない
  3. 誰でもやれる仕事なので、べつに自分でなくてもかまわない=特別感が皆無
  4. 世間から偏見の目で見られやすい
  5. 面白みが無い単純作業・単純労働であることが多く、やりがいが無い

「人の嫌がる仕事」の代表例の1つである「原発作業員」は、事故を起こした原子力発電所から拡散した放射性物質が堆積する現場で、がれきの除去のような肉体労働(除染作業)をする仕事。

原発作業員は、元請け会社と現場を仲介する複数の会社に次々と中抜きされた安い賃金で使われ、放射線の被害におびえながら現場で作業しつづけなければならない。放射線は目に見えず感覚もできず、人間のDNAを傷つけ、ガンや白血病を誘発する。

原発作業員の例からも分かるように、複数の仲介会社に報酬を次々と中抜きされるせいで、現場の人間は不当に安い賃金で働かなくてはならない、という現象が「人の嫌がる仕事」には多く見られる。

資本主義の原理は「強者が弱者に負担を押しつける」

現代の先進国群で、経済の流儀とされている資本主義は、おおざっぱに言うと「お金という資本を多く持つ者が、儲かる仕組みを考え出し、給料を払う代わりに他人に儲かる仕組みを運用させて、そこから上がった利益をごっそりといただく」というもの。

資本主義では、上の者はアクシデント等で投資が失敗するリスクを負う代わりに楽に大金を得ることができる。下の者はお金が減るリスクを負わない代わりに上の者に負担を押しつけられて大金を得るのが難しい。

以上のことから、「人の嫌がる仕事」に従事している末端の人間は、出資をしている資本家と雇用を請け負っている会社の両方から負担を押しつけられているといえる。資本主義の犠牲者そのものと言っていいかもしれない。

資本主義では「めんどうくさい」「リスクが高いから自分ではやりたくない」と思うものほど下へ下へと押しつけられるので、みんながやりたくないと思う仕事は、事実上、資本主義の最も末端に位置している仕事といえる。




上の階級の仕事や、専門性の高い仕事は厚待遇

  • 仕事を発注する側や、元請けする会社の社員は給料や待遇が良い
  • 特殊技能や専門資格が無いとその仕事ができないので、技能や資格をもつその人でないと仕事が進まない
  • 巨額の資本をもつ資本家は、リスク管理にさえ気をつければ、定期的に入ってくる多額の配当金によって働かずに良い暮らしができる

高学歴で有名企業に入社できたり、長い時間をかけて勉強して難関の専門資格試験に合格したり、仕事で大成功したり親から資産を受け継いで資産運用のための資本を入手できないことには、なかなか実現できないのが実情。

「敷居が高い世界」ほど待遇が良く、誰でも参入できる「敷居の低い世界」ほど待遇が悪くなるという現象がある。



仕事カテゴリーネットサービスカテゴリー健康カテゴリー美容カテゴリー恋愛カテゴリー教育カテゴリー知識カテゴリーお楽しみカテゴリー漫画カテゴリー小説カテゴリーアニメカテゴリーゲームカテゴリー購入技カテゴリー住宅カテゴリー趣味カテゴリータグブログ内検索トップページ