絵がみるみるうちに上達していく人と、いつまで経っても同じレベルを迷走している人に分かれています。両者の差とは何なのか?
「あなたは、本当に絵が好きなの?」という性格的相性と覚悟を問われる、絵の上達を左右するモノの解説です。
絵の上達の差を形成する最大要因は「心構えの違い」
絵がどんどん上達していく人の特徴
- 「あれも描いてみたい!」「これも描いてみたい!」と表現したい気持ちが強い
- 「これって、どうなっているんだろう?」「レベルが上の世界には何があるんだろう?」「次はこんな絵が描きたいから、そのために必要な新しい技術が欲しい」と絵の探求の「過程」に興味があるので歩き続ける事自体が楽しい
- 絵について、調和のとれた配色や、無駄のない構図に「愛」を覚える。人によって自然が好き、食べ物が好きと好みが分かれているように、その人にとっては「絵」という存在に強い愛着・執着がある
絵の上達の具体的ヒントは当ブログの専用ページ↓をご覧下さい。
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絵がほとんど上達しない人の特徴
- 「絵が描ける自分」に憧れていたり、「絵が上手い自分」を他人に褒められたいだけ。絵を描く動機が承認欲求・自己顕示欲・現実逃避といった良くないモノ
- 上記の1のように、「上手な絵」という結果にしか興味が無いので過程の練習が辛くて仕方がない。そして、練習が嫌になって投げ出すようになる
- 量産型の萌えイラストを見て、そこから萌えイラストを描いている。それでは薄いモノが出来上がるだけ。上手い描き手は映画・写真・文学のような濃いモノを摂取して、そこから濃い絵を生み出している
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絵が上達しないことの当ブログの専用ページ↓
絵を描くための専用の道具↓を揃えることも、技術の向上とモチベーションUPに大きく寄与
「絵」と「才能」の関係
絵の練習を続けていくと、どうしてもいつかは「才能」という言葉が気になり出すので、当ブログではっきりと答えをお伝えしておきます。
「才能」は、その人の最も外側に表れるもの・最終的な出力結果は「その物事が上手くできる能力」です。イラストでいうと、上手い絵が描けること、という結果が才能ということになります。
そして、「才能」を解剖学的に分析すると、才能の本質とは「複数の行為を、同時に、調和させて、一気に実行できること」が才能ということになります。
「それなりに上手い絵のキャラクター」がただ突っ立っている→「それなりに上手い絵のキャラクター」+キャラのポーズに配慮できる→「それなりに上手い絵のキャラクター」+キャラのポーズに配慮できる+背景の絵に配慮できる→……と後者へ進むにつれて才能が大きくなっていく、ということになります。
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ある程度他人に見せられる程度に上達するまで数年間の練習が必要なのでそのための「熱意」が不可欠だったり、多くの人に求められる「魅力」も関係してきたりと、絵は「才能と、個人の資質」が大きく関わってくる分野と言わざるを得ません。
仮に「自分は絵の才能に欠ける…」と感じている人の場合、絵単体で勝負する分野の「絵画」や「イラスト」では勝ちにくいと考えられます。
しかし、絵を使った表現媒体の「漫画」などでは絵そのものの力はそこまで求められないので(その代わりにコマ割や台詞や時事ネタを上手く利用する着眼点など、別の才能が求められますが)、別の道で力を発揮できる可能性があります。
1000記事以上書いてきた経験から学んだ上達の原則
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当ブログでは、現時点で1279記事の蓄積があります。文章と絵はかなり属性が異なっていますが、「幅広く公開することで何かしらの反響を得て、それを次の作成に反映していく」という点で絵とブログの記事が酷似しているので、絵描きの方にも何らかの得るところがあるかと思われます。
1000記事以上書いてきて獲得した上達のコツ
- ウケが良い分野の記事と、見向きもされない分野の記事が明確に分かれている。ウケの良い記事を選んで書いていくと良い反応が連続して得られる。具体的にどれがウケが良いのかは、ある程度書き続けてアクセス解析のための統計データを十分に蓄積させないと判明しない
- ごく一部の玄人に理解してもらうより、大多数の素人に理解してもらう作り方が大事
- 「文章や絵を掲載するブログ」から得られる広告収入は、それを続けるための強力なモチベーションになる
- 書くこと・作ること自体がもともと好きじゃないと、たぶん500記事以上は作り続けられない
- 長く続ける以上、ネタ切れは宿命。なのでネタ切れ対策(取り扱うジャンルを増やすとか記事の質を落とす妥協など)は必須
- 外野からのヤジ・誹謗中傷に対する心構えと対策はけっこう重要。自信がついた上でヤジを受け続けると免疫ができてそのうち平気になるが、その前にヤジを受け続けると潰れてしまう危険がある
- 「飽きること」に対抗するためには、新技術の導入や、構成を最適化する試行錯誤など、工夫を楽しむことが大切
- 「数は力」。10や20では誤差の範囲でも、100や300や1000の蓄積は「はっきりとした力」となって自分に返ってくる
- 無料ブログサービスや、pixivのようなイラストSNSを使って作品公開するのはあまりおすすめできない。同じコミュニティーに所属している人達とのなれ合いに走ったり、そこでの人気作品の後追い作品しか作れなくなりがちで、絵の独創性が無くなる。色々な意味で「独立していること」が必要。独自ドメインを取得して自分だけのイラスト用ブログを運営し、人がたくさんいるイラストSNSは客を自分のブログへ呼び込むために何点か宣伝用イラストを掲載するだけ、という使い方が良い
- 待つこと・耐えることは、続けていくうえで想像以上に大事。短期的な上下に心を揺らさずに、長期的視点で事に当たろう
- 「王道」を進むのが結局は近道。「役に立つ記事がみんなに求められている」という原則があるので、そこから逃げずに、最初から思いっきり苦労して、役に立つ記事の作り方を模索した方が結果的に早く上へ行ける
おまけ:絵の上達の仕組みを知るための重要ヒント画像