IT業界の危険な問題…偽装請負やデスマーチによる搾取やうつ病

IT業界の危険な問題…偽装請負やデスマーチによる搾取やうつ病

IT業界というと、なんとなく時代の最先端を行っているかっこいいイメージがありますが、同時に良からぬ噂もよく聞く業界です。

会社員を過労やうつ病へと追いやってしまう、IT業界が抱えている危険な問題の数々を調査したので、分かったことを報告します。

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IT業界では当たり前に横行する違法行為「偽装請負」

IT業界問題

「偽装請負(ぎそううけおい)」とは、IT企業側が派遣社員を調達する際に、派遣社員としてではなく業務委託(つまり、請負という形態)として働かせること、です。

偽装請負によって労働者側が損をすること
  • 契約形態が「請負」だと、その人は個人事業主として扱われるので、「労働基準法」で守られなくなってしまう
  • 具体的には、「残業代が出なくなる」「交通費を請求できない」「傷病手当金が出ない」「有給休暇という制度を利用できない」「企業側が社会保険料・雇用保険料の負担をしない」といった数々の深刻なデメリットがある

偽装請負によって企業側が得をすること
  • 派遣社員を個人事業主扱いにすることで、企業側が負担すべき残業代や社会保険料などの数々のコストをまとめてカットすることができる

偽装請負という犯罪行為は、主にIT企業、他には接客業や、土木や建築のような肉体労働系によく見られます。

IT企業で偽装請負がなされる場合、二次請け・三次請けといった下流工程の企業の技術者を、元請け企業やユーザー企業へ請負として派遣するパターンが大部分を占めます。

偽装請負は「労働基準法」「労働者派遣法」「職業安定法」に違反する犯罪行為であり、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられます。



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これは転職不可避…IT業界の4つの構造的問題の絶望感がすごい
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IT企業社員の心身を破壊する修羅場「デスマーチ」



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IT業界の業務につきものの「デスマーチ」
  • いろいろな要因によって「納期までにソフトウェア・プログラムの完成が間に合いそうもなく、そのせいで修羅場が連日続いていること」を「デスマーチ」と呼ぶ
    • デスマーチの要因は「開発現場の人数が少なすぎる」「最初から、開発期間が短すぎる」「クライアントからの要求が二転三転してそのたびにプログラムの作り直しをしなければならず、しかも納期は動かせない」など
  • デスマーチによる連日の長時間残業・徹夜・会社に泊まり込みでの作業をする日々などから、過労で倒れたり、過度の精神負荷によりうつ病を発症する社員が続出する

IT業界では、発注者から一番初めに仕事を請けた元請け(たいていは大企業)が、その下の一次請けへ仕事を回し、一次請けはその下の二次請けへ仕事を回し、二次請けは三次請けへ…といった具合に次々と立場が下の会社へと仕事が回され続けます。

元請けや一次請けの企業はともかく、二次請け・三次請け・四次請けと下流工程になればなるほど労働環境が悪化して、「デスマーチ」が発生しやすくなります。

デスマーチ…無茶すぎる仕事環境でうつ病や病院送りの多発現象
ある程度以上、パソコン知識に通じていたり、エンジニア系の創作物やノンフィクションに触れていると、SEやプログラマーの世界で深...

下の工程へと仕事を丸投げし続ける「多重下請け構造」

「多重下請け構造」とは、上記の「デスマーチ」の項目で触れた、元請けや一次請けのような上流工程の企業が、二次請け三次請けのような下流工程の企業へ仕事を投げて、それぞれの企業がマージン(手数料)を抜いていくことを指します。

多重下請け構造の問題点
  • 上流工程から下流工程まで同一のプロジェクトに着手しているため、「現場がよく分かっている下流工程の技術者が、元請け企業まで出向する」などといったように「偽装請負」が多発する。つまり、多重下請け構造自体が、IT業界の大きな問題である「偽装請負」の温床となってしまう。
  • その企業へ派遣されてきた派遣社員を、別の企業へと派遣し直す「多重派遣」という違法行為が起こることも多い
  • 下流工程の企業の技術者達は、何段階もマージンが抜かれたうえでの安い給与額で仕事をしなければならない

IT業界で下流の下請け会社に労働負担を押しつける構造がひどい
企業内で運用する新システムや、銀行の新システムを実際にその手で構築するのは、零細企業のSEやPG達ですが、新システム設計の依...




「IT業界は社員に求められる技術進化速度が早すぎる」

IT業界問題

IT業界の技術の更新速度の異常な早さ
  • IT業界での技術の更新速度は「ドックイヤー(※直訳すると犬の加齢)」とよく言われ、犬は人間の7倍のスピードで年老いていくことになぞらえたもの
  • IT業界では、少し前には有用だったプログラミング技術が、新製品のソフトウェアにデフォルトの機能として組み込まれてしまって、人間がわざわざ手動でやる意味が無くなるなど、技術の革新速度が早すぎる
  • 技術革新によって旧くなった技術はもはや役に立たないので、IT業界の技術者達は常に新技術の勉強と修得を強いられる過酷な状況にある

ブログ、SNS、スマートフォン用アプリなど、IT業界での流行と需要、開発のために求められる技術の種類はめまぐるしく変化していきます。

次にどんなモノが流行して、どんな技術が要求されるか、進化速度が早すぎて予想を立てるのが困難です。そのせいで、技術者は変化への対応に苦慮することになります。





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