大正ロマン…袴スカートブーツや鹿鳴館等の和洋折衷な文化

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大正ロマン解説

 

和と洋の良いとこ取りをした、非常に独特で味わいのある文化が醸成された大正時代。大正時代の和洋折衷の袴ブーツといった少女服や、ガス灯が並んだ街路や、鹿鳴館といった大正時代中の存在は大正ロマンと呼ばれています。

華やかで新進気鋭である一方、どことなく不穏で退廃的な雰囲気をもつ大正ロマンの魅力を調査したので、分かったことを報告します。

 

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特に人気が高い大正ロマン要素

袴(はかま)スカート+編み上げブーツ

大正ロマン解説

 

男子学生の服装だった袴(はかま)を女生徒が着るようになり、さらにそこへ、西洋文化の編み上げブーツを組み合わせたスタイルです。

大正時代の女学生の姿や、大正ロマンの1種として、さまざまな創作物にこのスタイルが描かれます。

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宝塚少女歌劇団

 

現在の「宝塚歌劇団」の原型となる「宝塚少女歌劇団」は、大正3年の1914年が初公演。大正7年の東京の帝劇公演以降、すぐに人気が過熱し、ファンを増やしていきました。

 

 

「ガス灯」で照らされた街道

 

ガスを燃焼させた街灯を並べることで、電灯とはまた違ったタイプの明るさを得ることができます。電気で照らすタイプの街灯が普及し始めたので、ガス灯の街灯は大正時代にはだんだん廃れていきました。

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カフェー

大正ロマン魅力

 

西欧の文化が日本に取り入れられるにつれて、コーヒーほか洋食を提供する「カフェ」も庶民の間に普及していきました。


 

 

 

「モボ」「モガ」

 

「モボ」とはモダン・ボーイ、「モガ」とはモダン・ガールの略。モダンとは「現代的、近代的」という意味の英語です。

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男性は細長いステッキに山高帽子、女性はひざ下丈のスカートにショートカットの髪型、といったいでたちが「モボ」「モガ」だと言われています。

「モボ」「モガ」以外にも、「シルクハット」「懐中時計」「口ひげ」「(髪型の)パーマ」「西洋ドレス」といった大正時代のファッションが多数生まれました。

 




期待と不穏が交錯する、「大正」の時代の背景

大正ロマン解説

 

大正時代に起きた、良いこと

  1. アメリカやイギリスと並ぶ一等国として、日本が国際連盟の常任理事国となる
  2. 第一次世界大戦に参戦して、日本が戦勝国側に加わる
  3. アメリカと並んで日本が、世界の物資の生産拠点となり、空前の好景気を迎える
  4. 製鉄業・造船業・化学工業が発展し、商業面での近代化が大きく進んだ
  5. ファッションや食事の内容が現代のそれに近づき、大衆文化が大きく発展した
  6. 近郊鉄道の敷設・自動車や乗り合いバスような交通手段の発展により都市化が進んだ

 

 

 

大正時代に起きた、悪いこと

  1. 関東大震災が起こる
  2. 資本家に搾取されるばかりの労働者階級が激増し、労働争議が過熱した
  3. 反資本主義を訴え、共産主義を支持する社会運動が頻発した
  4. 大正時代の後半からは景気が悪化して不況へ突入する

 

躍進と不安が合わさった独特の雰囲気が大正ロマンの魅力

大正ロマン解説

 

「大正ロマン」を構成する要素

  • 日本文化と西洋文化のハイセンスな融合
  • 日本の経済と文化が躍進する一方で、経済恐慌や社会運動が起こった不安感と退廃感も、その両者が一体となっていた
  • 大正時代がたった15年間という、短さゆえの特別感・稀少感

 

 

大正時代の服装は、西洋文化を取り入れつつも、西洋文化にかぶれすぎることなく、あくまで日本文化をベースとしてそれを洋風にアレンジしています。現代から見ても、当時の男女の服装は和洋折衷のおしゃれなものだと感じられます。

 

大正ロマン解説

 

和と洋の中間のいいとこどりをしているのが、大正ロマンの表向きの魅力です。

そして、経済恐慌や、「大正デモクラシー」に代表される社会を揺るがす運動が社会不安を招き、独特の退廃的な空気がまん延していたことが、大正ロマンの裏側の魅力です。

 







その他、「大正ロマン」を織り成す要素

大正ロマン解説

 

  • 森永ミルクキャラメル
  • カルピス
  • バスガール
  • 松竹蒲田撮影所
  • ラジオ
  • 肺結核
  • 横山エンタツ・花菱アチャコ
  • 竹久夢二
  • 投機が成功したことによる「成金」の出現
  • 赤玉ポートワイン
  • アールヌーヴォー
  • アールデコ
  • 自由恋愛の流行
  • 大正デモクラシー
  • 共産主義思想に対する取り締まり
  • サイレント映画
  • 大衆向け新聞・書籍・雑誌
  • 蝶々夫人
  • 鹿鳴館

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