なぜ先進国で少子化が進むのか?の疑問に答える4つの有力仮説

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少子化原因

ゆっくりとではあるが少しずつ確実に国を衰退へと進めている「少子化」。少子化対策に成功した外国は存在していますが、日本はコレといった打開策ができていないのが実情です。

少子化の根本的な原因ははっきりとしていませんが、仮説はいくつかあります。少子化の原因仮説を、4種類に分類して、それぞれ解説します。

 

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少子化仮説.1 子どもの「教育費」が高くなりすぎている

少子化原因

 

大学の学費が高騰してきている

「平成21年度文部科学白書」より

 

 

私立大学・国立大学ともに、年々学費が上がってきています。

「我が子を、より良い環境の学校へ入れてあげたい」という親の要望に応える形で、私立大学同士のサービス競争が何年も続き、サービスの向上とともに、必要な学費も高騰してきています。

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さらに、高校卒業後に、大学・短期大学・専修学校へ進学する人も増加傾向にあり、進学率が高いので、子どもの総合的な教育費も上がってきています。

教育費が年々上がってきているわりには、親世代の給与はほとんど上昇せず、収入額に対して教育費の割合が大きくなっていき、家計を圧迫するようになります。

教育費が高騰しているので、高額な費用を捻出できずに、結果として子どもを作れない家庭が増えてしまって少子化が進んでいる可能性が高いと考えられます。

 




少子化仮説.2 女性の社会進出で晩婚化&非婚化

少子化原因

 

「女性の社会進出」と「少子化」の関係

  1. 女性が社会進出をして長時間労働をすると、恋愛・結婚・出産に手が回らなくなる
  2. 女性が仕事をして自活するようになると、生活のために男性を頼る必要が無くなるため、結婚する必要もなくなる
  3. 女性は自分より社会的地位が上・年収が上の相手との「上昇婚」を望む傾向があり、女性が社会へ進出して地位と年収を上げると、結婚候補男性の数がいちじるしく減る

 

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年々、男女共に「初婚年齢」が上がってきており、晩婚化の傾向がはっきりと表れています。

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とりわけ女性側では、女性が企業で本腰を入れて働くことになると、結婚時期が遅れて晩婚化することが多くなってしまいます。

女性が社会進出することで、少子化が進んでいる可能性は高いと考えられます。


 

 

 

少子化仮説.3 情報化社会により結婚のデメリットがあらわになった

結婚制度崩壊破綻

 

インターネットが普及する前の結婚状況

  • 「結婚適齢期の男女は結婚するもの」という社会の風潮に、とりあえず従っていた
  • 結婚後の家庭内状況や子育ての大変さの情報は、各家庭内で封鎖されて、表へ漏れない

 

 

インターネットが普及した後の結婚状況

  • 各家庭内でせき止められていた、結婚の負の側面や子育ての大変さが、ネットのブログやSNSに暴露されるようになった
  • 結婚の負の側面が暴露されたことで、「結婚は辛いことが多い」という風潮がネットを中心にして社会に作り上げられるようになった

 

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上記のような「結婚したくなくなる」情報がネット上で拡散・スマートホンやPCで簡単に確認できるようになった結果、多くの人が結婚したくなくなるので、少子化が進行しているという可能性があります。

 

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少子化仮説.4 娯楽の多様化で恋愛や結婚の価値が落ちた

少子化原因

 

ありとあらゆるサービスが、自宅で、手軽に楽しめるように形態を変えてきています。

ネット通販では、注文した翌日にはもう自宅へ配達されることが当たり前。動画配信サイトを利用すれば、月額定額で映画やドラマが見放題。スマートホンを使ったソーシャルゲーム・電子書籍・音楽鑑賞など、いろいろな娯楽が低負担で楽しめるようになってきています。

そんな状況の中で、「恋愛」だけはいまだにハードルが高いままです。

異性と会うために合コンへ出向いたり、わざわざ口説いたりしなくてはならない。その次はデートで休日が潰れ、デートのたびに移動費・食事代・プレゼント代・遊行費がかかる。こまめな電話・メールも必須。

いまだにハードルが高くてめんどうな恋愛を避け、低負担でレベルが高い娯楽へみんなが飛びついてしまうという状況が、少子化を進めている可能性があります。

 







先進国では、ほぼ必ず少子化が起きるようになっている

少子化原因

 

先進国での出産事情

  • 子どもは数ではなく「質」が重要になる
  • 先進国で労働するための高度な設備を使いこなせるようにするために、子どもの教育コストが大きくなる
  • 教育コストが大きくなるので、親は子どもの数を少なくせざるを得ない(=少子化)

 

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発展途上国での出産事情

  • 子どもは質ではなく「数」が重要になる
  • 子どもに労働力の役割を期待して、小さいころから単純労働に従事させる
  • 労働力が増えるほど家族の生活が楽になるので、子どもを多く生む(=少子化にはならない)

 

 

統計では、世界各国で、「国の一人当たりの所得が高いと出生率が低くなる」という逆相関関係が明確に出ています。

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