好きなことで生きていく事が需要の無さなどから難しい3つの理由

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「好きなことで生きていく」という仕事のスタイルを実現させるのが世間のあれこれの事情のせいで非常に難しい理由と、自分が好きなことを仕事に結びつけてお金を稼ぐための現実的な方法について調査したので、分かったことを報告します。

 

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「好きなことで生きていく事」が非常に難しい3つの理由

 

1.自分と同じ様に他のみんなもやりたいので競争率が高くなる

自分がやりたいことは、

  • 小説執筆やイラスト制作のように、趣味の延長としてやれる仕事
  • 本として出版されたり、自身がテレビ出演したり、注目度と社会への影響度が大きい
  • みんなから尊敬されたり、感謝される

などの特徴をもつ仕事であることが多いです。

そのような特徴の仕事は、自分だけでなく他のみんなもやりたいと考えるので、新人賞やオーディションに志望者が殺到し、競争率が非常に高くなってしまいます。

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2.自分の好きなことは、収益化が難しい

たとえば作曲が好きでも、作った曲で儲けようとすることは非常に難しいと言えます。

上記の「自分と同じように他のみんなもやりたいので競争率が高くなる」で解説したように高い競争率を突破する必要があったり、「自分の作品の売り場を提供してくれる代わりに、売上額の○%を手数料として抜かれる販売サイトを利用するしかない」ということになります。

自分の好きなことを収益化するのは難しいので、好きなことを生計手段とするのは困難となります。

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3.自分の好きなことは、他人は別に好きじゃないことが多い

自分の好み・嗜好を強く反映させた作品やサービスは、万人受けしないことがほとんどです。


市場でのニーズがほぼゼロということです。

自分の好きなことで儲けようとしても、他人には全く受け入れられないせいで購入してもらえないという事態が多発します。

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好きなことは「やりがい搾取」の対象にされやすい

 

やりがい搾取の実例

  • 歌唱曲の印税は、歌手の受け取り分がCD定価の約1%、作曲家の受け取り分がCD定価の約1.5%、作詞家の受け取り分がCD定価の約1.5%
  • 小説やエッセイやビジネス本のような本の印税は、その作家が無名だと5%未満、印税は高い方で10%程度、有名作家なら10%以上
  • 主にお笑い芸人をマネージメントしている吉本興業は、芸能人に仕事を斡旋する代わりに、その芸能人が仕事で稼いだお金の9割をマネージメント料として取っていく

 

 

小説やイラストや音楽や芸能活動やアイドル活動といった、みんなが好きなこと・みんながやりたいことは、ほぼ例外なく「やりがい搾取」の対象になってしまっているのが実状です。

出版社やレコード会社や芸能事務所などが商品やサービスの販路を確保・独占し、「そこの会社を通さなければ作り手・演じ手が収益を得られないという仕組み」を形成したうえで、小説家やアイドルを囲い込んで搾取する、という構造になっています。

アイドル活動をしたり自分の漫画を雑誌に掲載したりテレビ番組で歌ったりすることは「好きなこと」であり、「好きなことをやっているんだから、ギャラが低くても問題無いでしょ?」と会社側に説得され、その言い分も一部は事実であるので作り手・演じ手はしぶしぶ納得して搾取されてしまうことになります。

好きなことはやりがい搾取されやすくなるので、低収入状態が続いたり酷い待遇でこき使われたりします。

 







好きなことと、仕事をしてお金を得ることを繋げる方法

 

仕事をしてお金を稼ぐという行為の本質

  • 他者を喜ばせたり、他者が面倒だと感じることを代行したり、他者が欲しいものを提供して、それで初めて対価の金銭を支払ってもらえる
  • 上記の原則から外れた行為では、お金を稼ぐことは困難

 

 

自分の好きなこと

  • 絵を描いたり、曲を作ったり、小説を書くことなどが好きなことの例
  • 自分の好きなことならやっていてやりがいを感じるし、あまり疲れない
  • 好きなことで生きていきたいと考えているので、「自分の好きなこと」と「仕事をしてお金を稼ぐこと」をどうにかして繋げる必要がある

 

 

本ページでこれまで解説してきたように、「絵を描くのが好きだからイラストレーターになりたい!」「漫画を描くのが好きだから漫画家になりたい!」「小説を書くのが好きだから小説家になりたい!」という思考でその職業を目指しても、高すぎる競争率を前に挫折したりやりがい搾取の標的にされやすくなるので、そのやり方は悪手であると言えます。

それに加えて、自身の作品が相当なレベルでなければ「他者を喜ばせたり、他者が面倒だと感じることを代行したり、他者が欲しいものを提供して」というお金を稼ぐための条件を満たせないため、自身の作品に需要が生まれることは難しいです。

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「好きなこと」を細かく分解して、世間の需要に適合させるのが正解

「好きなこと」の分解例

  • 「絵を描くことが好き」→図や、シンプルにデフォルメした人物像を仕事用に描く
  • 「小説を書くことが好き」→自分の裁量で文章を書ける仕事を見つける
  • 「漫画を描くことが好き」→漫画形式で、ビジネスルールや特定分野の知識などを分かりやすく解説する

 

 

事実をはっきり言うと、アマチュア・無名の人物のオリジナルの絵・小説・漫画などは、みんなは興味がありません。つまりそれらは全くお金になりません。

ただし、「健康維持の方法」「異性を上手く口説く方法」「株式取引で安定的に儲ける方法」などは別です。そういった実用的な情報は常に世間からの需要があります。

需要がある技術や情報を、自分の好きなことの一部分を活用して提供すると、みんなを喜ばせたり他者が面倒だと感じることを代行したり他者が欲しいものを提供したこととなり、お金を稼げるようになります。

それが好きだけれどプロになれるほどの才能はもっていない、という人がほとんどだと思われます。

そういうタイプの人達が好きなことを仕事にするうえで最も大事なことは、「妥協(やりたいことに固執するのではなく、自分にやれることを模索するという妥協)」「世間の需要を見つけ出してその需要に適合したものを自分なりのやり方で提供すること」です。

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