現代の見放題や読み放題サービスで著作者側が収益を得る仕組み

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現代では月額1000円程度で、映画やドラマが見放題になったり、漫画や一般書籍が読み放題になる異常に便利なサービスがいくつもあります。

そんなサービスがあったら作り手側は作品がほとんど売れなくなって困ると思うのですが、定額の放題サービスに登録されている作品の作者達はどうやって収益を得ているのか?と疑問を抱きました。

定額の放題サービスで、著作者側が儲けを得る仕組みについて調査したので、分かったことを報告します。

 

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漫画や雑誌の読み放題サービスで収益を得る仕組み

 

Amazonが提供する「Kindle Unlimited」の場合

  • 「Kindle Unlimited」で配信されている漫画・書籍・雑誌のうち、「ダウンロード後、全体の10%以上が読まれたもの」にのみAmazon側から著作者へお金が支払われる
  • Amazonの自己出版サービス「Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)」を使うと「自身の本の電子書籍をAmazonのサイト内で販売できる」「作家側が受け取れる印税が35%と破格に高い」という大きなメリットがある
  • さらに、電子書籍を「KDPセレクト」へ登録すれば印税が70%にもなるが、そのためには「その作品の電子書籍の販売をAmazonとの独占契約にすることが義務」「KDPセレクトへ登録された電子書籍は、Kindle Unlimitedへ自動的に同時登録される」という決まり事がある
Kindle Unlimited

◎サービス登録すると、約17万タイトル以上の書籍を月額定額で読み放題になる
◎登録後は「30日間無料お試し期間」により無料で試せる
◎サービス利用料は月額980円ととても良心的な価格
◎Kindle Unlimitedには新規の書籍が続々と追加されている
×自分が読みたいタイトルの書籍が入っているとは限らない

 

 

 

スマフォアプリで漫画が読み放題になるサービス群の場合

  1. 漫画アプリ内で漫画の新作を先行配信し、漫画の知名度・関心度を上げ、配信終了後の1~3ヶ月後くらいに漫画を正式に売り出すことで漫画の売り上げを伸ばす
  2. 漫画家に原稿料を支払って漫画アプリ内に掲載する漫画を描き下ろしてもらい、漫画アプリに表示される広告(クリック報酬型の広告や、成約型の広告など)によって出版社側が収益を得る

複数の漫画アプリの中で有力な「マンガワン」

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漫画の読み放題サービスは「1巻~3巻は無料で読める」というサービス形態が多いです。

導入部をあえて無料で読ませることで続きを気になってもらい、続刊を新品購入してもらうように誘導することで、漫画の著作者の印税額が増える、という狙いがあります。

 

 

 

雑誌の読み放題サービスが採算を取っている仕組み

  • 月額400円~500円程度の定額で、特定の種類の雑誌が読み放題になる
  • サービス利用者達によって「読まれたページ数」に応じて、雑誌の権利者達にお金が配分される。つまり、全然読まれず不人気な雑誌の権利者には全然お金が配分されないということ。
  • 雑誌の中で重要なページの部分・みんなが読みたいと思うかんじんのページの部分が見られないようになっている

 

 

雑誌内の重要ページは読めないという仕組みにすることによって、定額読み放題のサービス加入者に雑誌を買うように誘導することができます。

定額読み放題サービスで配信する雑誌データを、本当に買って欲しい雑誌の「広告」にしてたくさんの人の目に触れさせることで、雑誌の売り上げを伸ばす狙いです。

 

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映画やドラマやアニメなど動画の見放題で収益を得る仕組み

 

動画の見放題サービスが採算を取っている仕組み

  • 動画の見放題サービスに登録されている映画・ドラマの再生回数に応じて、動画の権利者に著作権使用料が支払われる
  • Netflixでは「プロダクト・プレイスメント(作品の中に、売りたい商品やブランドを違和感なく登場させるタイプの広告)」という手法で、その見放題サービスが提供するオリジナル番組内で、登場人物に特定の商品やブランドアイテムを使わせ、広告収入を得る

 

 

今、世間で話題の動画の見放題サービスは「Subscription Video On Demand=SVOD」と呼ばれ、NetflixやhuluやAmazonプライムビデオなど各SVODが競い合い、自身がサービスの覇権を握ろうとしている状況です。

Amazonプライム・ビデオ

◎月額400円でAmazonプライム・ビデオで配信している映画やドラマやアニメが見放題になる
◎400円という定額で見放題になるのでコスパが非常に高い
◎30日間の無料体験登録ができる
◎暇つぶしの手段としては最高級


 

音楽の聴き放題サービスで収益を得る仕組み

 

音楽の聴き放題サービスが採算を取っている仕組み

  • 聴き放題サービスに登録されている曲が、「ユーザー達に1回再生されるごとに○円」という風に著作権使用料がアーティスト側へと支払われる
  • 著作権使用料は1回あたり0.15円など非常に金額が低いが、聴き放題サービスに加入しているユーザー数がだんだん増えれば再生回数の総数も大きくなっていくので、アーティスト側の収益額も大きくなっていく

 







定額で利用し放題サービスによる著作者側のメリット・デメリット

メリット

  1. 定額○○放題サービスの中に作品が加えられることで、ユーザー達が作品を閲覧する機会が確実に増え、続刊を新品購入してもらえたり、ユーザー達に作品名・作家の名前を覚えてもらえる
  2. 定額○○放題サービスの中に作品が加えられることで作品の露出が上がり、作品がサイト内の売上ランキングの上位に食い込むことがよくあり、ユーザー達への作品の露出が一気に増えるので、シリーズの売り上げが爆発的に伸びる
  3. ずっと昔に発売した作品なので現代ではほとんど売れないが、定額○○放題サービスの中に加えることでユーザー達に閲覧されて収益を得られるようになったり、関連シリーズの広告役にすることができる

 

 

デメリット

  1. 定額○○放題サービスの中に作品が加えられることで、ユーザー達がそのサービスを利用することで作品を消費してしまうので、作品をわざわざ別途に買おうという人は少なくなり、作品の売り上げが減少する
  2. 「音楽や映画は月額定額で見放題なのが当たり前」という意識が消費者に根付いてしまうことを促進し、コンテンツ単体の金銭的価値を下げる結果につながってしまうので、クリエイター達に入るお金が少なくなって経済的に苦しくなってしまう

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