ADHDとアスペルガー症候群が併発している発達障害者の状態解説

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発達障害で、「ADHD(衝動性が高く、集中力が欠如している)」と「アスペルガー症候群(他人の気持ちやその場の暗黙の了解を察することが極端に苦手)」の2つが併発している、という状態のあれこれについて調査したので分かったことを報告します。

 

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発達障害の「ADHD」と「アスペルガー症候群」のかんたん解説

発達障害の一種「ADHD」の症状

 

  • 集中力がいちじるしく欠如している
    • 上記の症状のせいで、「今すぐやるべき最優先事項」が次々と別のものへと上書きされてしまい、本来やるべき大切なことは放置され、どうでも良いことに気を奪われてしまうことが多発する
  • 衝動性が高く、思った事を衝動的に口に出してしまったり、衝動的に動いてしまう
  • 注意力がいちじるしく欠如しているので、ケアレスミスを連発する
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発達障害の一種「アスペルガー症候群」の症状

 

  • その場の空気・その集団の暗黙の了解といったものが非常に理解しづらい
  • 上記の症状のせいで、みんなを怒らせたりあきれさせてしまう言動を取ることが非常に多くなる
    • 「なぜその言動が周囲の反感を買ってしまうのか」を他人がかみ砕いて説明しても、理解しにくいパターンが多い
  • 「あいまいな表現を状況に応じて的確に解釈する」ということが困難なため、対人コミュニケーションや他者と関わる仕事においてトラブルが多発する
  • 「ある特定のルールが一貫していること」に強く固執する
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ADHDとアスペルガー症候群が併発していると、次の項目で解説するような独特の状態におちいります。

 




ADHDとアスペルガー症候群が複合している感覚の解説

 

ADHDの注意力散漫の症状のせいで大ミスをしても、
アスペルガー症候群の症状のせいで「自分は何も悪くない」と考えがち。
そのせいで謝罪やミスの取り返し作業ができず、
周囲にあっという間に敵視される。

 

 

ADHDとアスペルガーを併発していると、
もはや正常な人間関係の維持は不可能。
社会生活を送るのも至難。

 

 

相反する性質の障害があるから、
それらが喧嘩しあってまともに行動できなくなる。

 

アスペルガー症候群の
「特定のことにこだわる(そのことが長所になりうる)」

ADHDの症状の「注意散漫・病的に移り気」が殺しちゃう。
2つの種類の発達障害の症状がたがいの長所を打ち消し合うから、
何の長所も無い人間になってしまう。

 

ADHDとアスペルガーの併発状態は、例えるなら「面倒くさがりなのに、綺麗好きなので部屋をいつでも綺麗に保ちたい」
というような状態に近い。
掃除をしたくてたまらないのに、面倒くさくて動けないから、汚いままの部屋を前にして常に心が甚大なストレスに見舞われる。

 

ただのADHDとも、ただのアスペルガー症候群とも違う。
それらが組み合わさった重度の障害だから、社会でやっていけない。
ストレスと憂うつ状態から、うつ病の二次障害を背負うことも多々。

 

自分でも、
「あっ、やばいことを言っちゃったかも」
「自分のせいで集団の空気が悪くなっている」
というのは、これまでのさんざんな経験から何となく分かる。
でも、それをすることをどうしても止められないんだよ。

 

頭のシステムが
色々とバグってる。

 







ADHDとアスペルガー症候群が併発していることによる症状

 

2つが併発していることによる症状

  • 人間関係でトラブルが頻発する
  • 計画をいつまで経っても実行できない
  • 課題の期限が迫っているのに、課題に手を付ける行為とは無関係の行動を止められない
  • 感情がコントロールできず、対人関係で問題を起こしやすい
  • 関心をもてないことについては、行動のための意欲がゼロに近くなる
  • 内面のあれこれの自己矛盾のせいで思い悩むことが多く、ストレス過多となって二次障害のうつ病などを引き起こしやすくなる

 

 

2013年、アメリカの精神医学会で、発達障害に関する診断基準が更新されました。

「DSM-5」という新しい診断基準では、

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  • 「自閉症」
  • 「アスペルガー症候群」
  • 「広汎性発達障害(自閉症やアスペルガー症候群の症状のすべてはそろっていないが、自閉症やアスペルガー症候群の症状を一部もっている)」

の3つを「自閉症スペクトラム」という1つの概念に統合しました。

アスペルガー症候群というのは旧称になり、現在の精神医学会では自閉症スペクトラムと呼ばれています。


スペクトラムは「連続体」や「分布範囲」といった意味の英語で、虹(にじ)の色を表現する際などによく用いられる言葉です。

 

 

虹の色で、赤色とオレンジ色の境界線があいまいであるように、自閉症やアスペルガー症候群の境界線もあいまいであるため、スペクトラムという表現が使われています。

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もともと発達障害を抱えている人と健常者の境界線はあいまいであり、発達障害を論ずる際にはスペクトラムという語句が多用されます。

これと同様に、発達障害という区分の中にあるADHDとアスペルガー症候群の境界線もあいまいであるため、ADHDとアスペルガー症候群が複合している場合もあります。

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